井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

血縁のないわが子

2013年12月24日 | 日記

大々的に実名で報道されているので、名前を伏せることもないのだろうが・・・・
親しくさせてもらっている、某アイドルだった某君の子がDNA鑑定で
父子関係の可能性はゼロだとの判定結果を得た、とかで
驚いた。その子のことは、彼にある程度のことを聞いていたし
会ったことがある。それも酒場でだった。まだ幼い頃である。
酒場と言っても、私の知り合いの店で、私のリビングの延長だった
ようなところである。

いつもその子の面倒を見てくれている某君のお母さんが
不在だとかで、私と飲む席に連れて来たのだった。
お母さんにしている電話の内容を、はたで聞いていて
何か複雑そうだなあとは、以前から思っていた。
前妻さんとの離婚時のその子の背景については、某君からもうちょっと突っ込んだことを聞いていて、それは公表されていないようなので、書かないが
本当に複雑な事情下に生まれた子だと思う。
まっすぐ歩いてくれればいいけれど。
某君がきちんと、父親として向かい合っていた姿を私は知っている。
男親がここまで、こまごまと息子を気遣うものなのか、と思い、
離婚という形で父子家庭となり、自らが親権を得た責任感からかとも
思っていた。

この間六本木の路上で、ぱったり再会した時、なんだかいい顔に
なっていて、悲しみや苦しみが優しさに変わったようだ、という
意味のことを書いたが、ひょっとしたら今回のこともあったのだろうか。

役者であるし、物書きと同じくあらゆる負の体験が滋養になる。
いい役者になって欲しい。このところ監督業も始めたようだが。

夜道に、手をつないで遠ざかったあの時の父子の背中がいまだ目に浮かぶ。


1 コメント

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Unknown (民草)
2013-12-24 22:08:17
某君のお子さんが素直に(難しいでしょうけれど)育って、下さる事を祈ります。
自分の子供ではないと知っていても、愛情を持って暮らしている男性を知っていました。子供は大きくなってから事実を知ったようですが、親子の信頼関係は揺るがなかったようです。父親を最後まで看取ったと聞きました。
出来れば、ゴシップが大きくなりませんように。
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