世界におけるパスポートの信用度が、シンガポールを抜いて日本が
1位となった。(それまでは、シンガポールと日本が同順位であった)
イギリスの民間会社調査である。
要するに、ビザ無しで入国できる外国の数での比較であり、
それは日本がダントツで多いのである。
こういう、日本人の先人たちが営々と築き上げてきたいわば
「日本の信用度」につけ込んで、「日本のパスポートが便利だから帰化した」
と言ってはばからなかった中国の方がいる。「帰化しても心は祖国にある」と。
ひところ、日中問題を扱ったテレビによく出ていた張景子という
女性である。
こういう放言を許す日本、言いたい放題がまかり通る日本がどうかしているのだ。
昔、TV番組でご一緒させて頂いた金美齢さんのように、祖国を離れ
日本人となることを主体的に選んだ方は、厳しい覚悟をもって帰化手続きに臨まれたのだが、そのあっけなさに驚いていらした。
煎じ詰めればかつての祖国と日本が戦争となったとき、日本人として
戦えるかどうかが問われるのが、本来の帰化の姿であろうと
思われる。
先生の仰る通りですね・・。
例えば、パレスチナ紛争始め、祖国を失った中東地域の難民の方々が、どれだけ国籍やパスポートの問題で苦しまれた事か・・(~_~;)
日本のような恵まれた環境がどれだけ有り難い事か、改めて感謝しなければならず、日本を愛する方々なら、朝鮮半島や中国の方々であれ、差別する気持ちは全くございませんが、仰る通り、悪用としか思えない方々には不快感を感じるばかりです・・。
例えば、映画界なら亡き松田優作さんが、どれだけ日本への帰化を熱望され、日本国籍収得の際にお喜びになっていたか、関係者や御遺族の方々が綴ってらっしゃいますね・・。
少なくとも、生前、政治的な発言も一切なさらず、粛々と日本で俳優業を邁進なさっていた優作さんには日本に対する素直な感謝のお気持ちもあったのではないかと・・。
(優作さんの国家観・歴史観は御本人の心中しか分かりませんが・・)
山崎豊子先生原作・市川森一先生脚本のNHK 大河ドラマ「山河燃えゆ」では松本幸四郎(白鶴)さん扮する主人公始め、西田敏行さんらが、
日米の狭間で、国籍や出自含め、様々な問題に苦悩する様子が描かれましたが、
まさに、先生が仰ったように、日本人として闘うべきか、米国人として闘うべきか?苦悩する人間もテーマに描かれていましたね・・。
先人の方々の御苦労にも思いを馳せると共に、帰化条件の冷静な審査と、
在日外国人の方々には、日本に対する感謝と愛国心を大切にして頂きたいと願うばかりです。