井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

美に殉じる

2018年05月13日 | 日記

こんにちは。

今日の東京は曇天ですが、アーシングのために出かけた
近所の小公園は、もみじの青々とした若葉を5月の
風が吹き抜け、爽やかでした。

コメント欄に三田佳子さんへのオマージュとしてMaya Plisetskayaの
「Dying Swan 」を紹介してくださった方がいらして、拝見したのですが
奇蹟を目の当たりにした思いに打ち震えました。

生涯をかけて美を追求して来た方が舞台で、生きた奇蹟となりました。

腕のしなやかさには白鳥の羽が幻視され、人の領域をもはや超えています。

日本での公演のようですが、日本には珍しくおそらくスタンディングオベーションと
それからブラボーの声、声。
それに応えるMaya Plisetskayaは、しかし瀕死の白鳥の心根のまま
パセティックに、舞台を去って行きます。

日本は武道、芸道、華道、茶道、剣道、柔道・・・・とあらゆる
領域にストイックな「道」がつき、それはいつしか人としての
領域を超え、神の技に近づくのですがMaya Plisetskayaは
61歳にして、道を極めた人なのでしょう。

 

Maya Plisetskaya, age 61, dances Dying Swan

 

誤変換他、後ほど。