11月(結婚式まで2ヶ月)、お世話になっている日本人、ラオス人に「ジャオパープ」になってくれるようお願いしました。
「ジャオパープ」とは、直訳すると「(パーティーなどの)主催者」という意味です。日本の結婚式の仲人とは異なり、花嫁側・花婿側でそれぞれ5人ずつの「ジャオパープ」を立てる必要があり、結婚式の招待状にも名前が記載されます。おそらく、それぞれの後見人としてこの結婚を見守り、後ろ盾となる、という役割も含まれているようで、基本的には目上の人にお願いする必要があります。
私の場合、まず、日本から来る母、叔母で2人。(ちなみに、夫婦の場合は1人分にしかカウントされないようで、叔父は叔母と一組として扱われます。)それから、ふたりが出会うきっかけを作ってくれた日本人の友人、仕事上でも私が病気になったりしたときにもお世話になっているラオス人にお願いしました。残る1人ですが、周りに気軽に後見人をお願いできそうな目上の知り合いが思い当たらず、しばらく悩んだのですが、結局、相方の義理のお兄さんで、時々お宅に招いてもらったり、婚約式のときにも私の方の証人になってくれたりした人に、花嫁側の「ジャオパープ」として名前を連ねてもらうよう、お願いすることにしました。
相方の方は、お母さん、お兄さんの他、親戚にお願いしていましたが、ラオス人はラオス人で、誰に頼むかで角が立たないように気を使うようです。父親側の親類、母親側の親類、ヴィエンチャンにいる人、実家の周りにいる人などのバランスを考えながら、5人を選んでいました。
日本の仲人が「イエ」同士を仲介する役割だとすれば、ラオスの「ジャオパープ」は、それに加えて、結婚する当人たちを「イエ」の外の「ムラ」社会に対し、新しい家族として紹介し、送り出す、というような役割を持つものなのかもしれません。今は、なんだか馬鹿騒ぎのイベントと化しているヴィエンチャンの結婚式ですが、ラオスの「結婚式」が本来持っていた社会的意義について考えてみるのも面白そうかも、と他人事のように考えたりしています。
一方で、自分自身のこととなると、結婚式の役割を分析している場合ではなく、ここに来て、家族どころか、親戚やら友人やら仕事仲間やらを巻き込んで、話がどんどん大袈裟になっていくことに、少し戸惑いつつあります。とはいうものの、ここまで来たら、後戻りできないので、腹をくくって突き進むしかないのですが。
「ジャオパープ」とは、直訳すると「(パーティーなどの)主催者」という意味です。日本の結婚式の仲人とは異なり、花嫁側・花婿側でそれぞれ5人ずつの「ジャオパープ」を立てる必要があり、結婚式の招待状にも名前が記載されます。おそらく、それぞれの後見人としてこの結婚を見守り、後ろ盾となる、という役割も含まれているようで、基本的には目上の人にお願いする必要があります。
私の場合、まず、日本から来る母、叔母で2人。(ちなみに、夫婦の場合は1人分にしかカウントされないようで、叔父は叔母と一組として扱われます。)それから、ふたりが出会うきっかけを作ってくれた日本人の友人、仕事上でも私が病気になったりしたときにもお世話になっているラオス人にお願いしました。残る1人ですが、周りに気軽に後見人をお願いできそうな目上の知り合いが思い当たらず、しばらく悩んだのですが、結局、相方の義理のお兄さんで、時々お宅に招いてもらったり、婚約式のときにも私の方の証人になってくれたりした人に、花嫁側の「ジャオパープ」として名前を連ねてもらうよう、お願いすることにしました。
相方の方は、お母さん、お兄さんの他、親戚にお願いしていましたが、ラオス人はラオス人で、誰に頼むかで角が立たないように気を使うようです。父親側の親類、母親側の親類、ヴィエンチャンにいる人、実家の周りにいる人などのバランスを考えながら、5人を選んでいました。
日本の仲人が「イエ」同士を仲介する役割だとすれば、ラオスの「ジャオパープ」は、それに加えて、結婚する当人たちを「イエ」の外の「ムラ」社会に対し、新しい家族として紹介し、送り出す、というような役割を持つものなのかもしれません。今は、なんだか馬鹿騒ぎのイベントと化しているヴィエンチャンの結婚式ですが、ラオスの「結婚式」が本来持っていた社会的意義について考えてみるのも面白そうかも、と他人事のように考えたりしています。
一方で、自分自身のこととなると、結婚式の役割を分析している場合ではなく、ここに来て、家族どころか、親戚やら友人やら仕事仲間やらを巻き込んで、話がどんどん大袈裟になっていくことに、少し戸惑いつつあります。とはいうものの、ここまで来たら、後戻りできないので、腹をくくって突き進むしかないのですが。