マンゴーの花咲く頃に

ラオスに暮らして数年目、何の縁があってかラオス人と結婚することに。結婚手続き、結婚式準備などのドタバタの備忘録。

寝具を新調する

2012-12-27 23:06:24 | 結婚式
12月(結婚式まで2週間)、寝具セットを買い揃えました。

とてもありがたいことに、ラオス人の友人たちが、準備の進捗状況を心配して、確認の連絡をしてきてくれます。

先日も「準備はちゃんと進んでいるんでしょうね?寝具セットもちゃんと揃えた?」と電話がありました。

「へ?寝具セット?家のはまだ使えるから必要ないけど」と答えると、

「何言ってるの?!結婚式のときは、新しい寝具セットを揃えておかなくちゃいけないのよ。全くもう。一緒に買いに行ってあげるわ」とのこと。

というわけで、家具屋さんめぐりをしてきました。

さすがに、借家住まいの身としては、ベッドやマットレスは新しく買っても置く場所がないので、友人のアドバイスに従って、シーツ、毛布、枕カバー、枕、抱き枕のセットを、最近できた(ラオスの中では)おしゃれ家具屋さんで購入しました。

セットで占めて140万キープ(≒1万5千円)。市場などで揃えればもっと抑えられるとは思いますが、今後も気持ちよく使えるものをと思うと、うさぎちゃん柄とか目がチカチカする幾何学模様は避けたいので、それなりの出費になってしまいました。

さらに友人曰く、「式の日までは絶対使っちゃだめよ。当日も、自分でセットするのはだめ。年配で、夫婦仲の良い、手本になるような女性に頼んで、ベッドメイクをしてもらうものなの」とのこと。

自分でやってみないと知らない風習がいろいろあるものです。

招待状を印刷する

2012-12-22 10:39:33 | 結婚式
12月(結婚式まで1ヶ月)、私が仕事で一時帰国している間に、相方に招待状の印刷を発注しておいてもらいました。

招待状は、封筒とメッセージ(印刷代込み)で、一通4,000~5,000キープ。これに宛名の印刷をお願いすると、一通200キープが加算されます。なんせ400通もあるので、これだけで結構な出費になります。

招待状のデザインや文面は、基本的に相方にお任せしていたので、私の好みではないかわいらしいピンク&金ピカだったことには文句は言いません(予想通りだったし)。でも、私の名前が「本名(ミ)」となっていたのを見たときは、力が抜けました。

招待状の新郎新婦の名前は、普通「本名(ニックネーム)」と記載するのが普通です。ラオス人のニックネームは、本名と全く関係ない場合もありますが、本名の語尾を取る人が多くいます。例えば、「ウィエンサイ」だったら「サイ」くんとか、「カンカム」だったら「カム」ちゃんとか。

私は普段、ラオス人にもそのまま名前で呼ばれているので、特にニックネームはなく、印刷を頼むときにニックネームを聞かれて困った相方が、「じゃあ、本名の語尾にしちゃえばいいや」と思ったのは手に取るように分かります。だからって、「ミ」とはあんまりでは...。

何はともあれ、日本から戻ってきたときには、印刷は無事終了していました。あとから思い出した数名分は、仕方ないので、自分で入力・印刷するとして、これから、これらの招待状を自分で配達するという大仕事が待っています。日本から戻ってきて、体調を崩しているのですが、来週には郵便配達を開始したいところです。

結婚誓約書にサインする

2012-12-21 20:40:36 | 手続き
12月(結婚式まで3週間)、ようやく結婚手続きの最終段階、結婚誓約書のサインまで漕ぎ着けました。

一応、事前に(といっても2日前)に日にちは聞いていたのですが、時間が分かったのは当日の朝。「ちゃんとした服装で来るように」と言われ、ヴィエンチャン特別市の役所の門の前で待っていると、シルクのシンで正装したお義母さんと叔母さん、叔父さんらの親戚を引き連れた相方がやってきました。

代行業者の人から「お土産」を持ってくるように指示されていたので、相方は、カゴに入ったお土産セット(中身はインスタントコーヒー、ワイン、お菓子など)とミネラルウォーター1箱を抱えています。

役所に入ると、2組が一緒に呼ばれ、部屋に通されるのですが、廊下を歩いていると後ろから声をかけられました。振り返ると、ラオスに暮らし始める前、出張でラオスを訪れていた時に、地方の町でお世話になった友だちが。以前は出張でその町に行く度に彼女の家に泊めてもらっていて、彼女がヴィエンチャンに出てきてからも何度か会っていたのですが、「韓国人と結婚してラオスを離れる」との報告をもらったきり、音信不通になっていました。

「こんなところで何しているの?」と聞くと、「結婚誓約書にサインをするために、昨日帰国したの」とのこと。なんと、同じ部屋でサインをするもう一組は、久しぶりに再会した友人と韓国人のパートナーでした。

手続きはごく簡単で、2組が着席したところで、担当官(役職を確認しそびれました)がニコニコと入ってきて、それぞれの名前の確認をしたあと、「本当に結婚の意思があるか?」「この結婚は誰かから強制されたものではなく、自分たちが望んだものか?」「相手を愛しているか?」といった形式的な質問をされます。

問答が終わると、本人たちと、親、証人の欄にそれぞれがサインをし、担当官が署名します。私たちは、証人は相方の親類にお願いしましたが、友人などでも構わないはずです。

サインが終わると、担当官から、日本の結婚式で親戚のおじさんがするスピーチのような「結婚の心得」の指導がありました。何事もお互いにきちんと話し合うこと、お互いの両親や親類を敬うこと、早く子供を作った方が良いこと、など。(最後のは余計なお世話ではありますが、ラオス的には普通なのでしょう。)

これで手続きは終了。なぜかみんなで拍手をして閉会。別れ際に担当官にお土産を手渡して、役所を後にしました。

週明けには、仮の婚姻証明書が発行され、これで結婚式を挙げることが法律で認められます。(それにしても、結婚式までギリギリ。もし間に合わなかったら、法律違反覚悟で式を挙げるか、キャンセルするかを迫られるところだったので、危なかった~。)正式の婚姻証明書は2週間ほどで発行されるとのことです。

「ジャオパープ」を立てる(2)

2012-12-15 07:54:34 | 結婚式
12月(結婚式まで1ヶ月半)、決まったと思っていた「ジャオパープ」ですが、私の曖昧な物言いが災いして、少し面倒なことに。

あまり大げさにしたくなかったので、親族と親しい知り合いから「ジャオパープ」を選んだつもりだったのでした。ところが、一緒に仕事をしているラオスの某機関に用事があって訪れたついで、お世話になっている人たちに、結婚の報告と、披露宴の日程、改めて招待状を届ける旨を口頭で伝えたところ、世話好きのおばさんが「それなら、ジャオパープはA氏に頼んだらいいわ」とアドバイス。

A氏はその機関の副代表にあたり、これまで関わってきた事業のアドバイザーを勤めてくださっている方で、当然招待状はお送りするつもりでいたのですが、あまりに「お偉いさん」なので彼に頼むのは遠慮して、もっと気楽にお願いできる方々を選んだところでした。その場で、「もう決まっているので、今回は遠慮しておきます」と言っておけば良かったのですが、つい「そうですね。検討しておきます」と曖昧に返答してしまいました。これが大混乱の原因に。

その日の夕方、おばさんから電話があり、「たまたま会議でA氏に会ったから、私からも頼んでおいてあげたわ。あなたの結婚の知らせをとっても喜んで、受けてもいいって言っていたわよ」とのこと。

こうなったら、もうA氏にお願いするしかありません。問題は、「ジャオパープ」は花嫁側・花婿側で人数を揃える必要があり、奇数が良いようなので、まさか7人ずつに増やすわけにもいかず、これまでお願いしていた私の方の「ジャオパープ」を一人減らす必要があります。

ラオスの「家族」として世話を焼いてくれているラオス人と、二人の出会いのきっかけを作ってくれた日本人の友人にはぜひお願いしたいし、彼の義理のお兄さんも「新しい服を作らなくちゃなあ」と言いながら、喜んでくれているようだし(ラオス人にとって「ジャオパープ」を頼まれるというのはそれなりに誇らしいことのようです)、今更「やっぱり他の人にお願いすることにしたので」とは言えません。

急遽、叔母の名前をリストからはずすことに。まあ、叔母にとっては何のことやらという感じなので、問題はないと思いますが。やはりラオスの重要な場面では、最初から仕事関係のお偉いさんの顔は立てておくべき、というのが今回の教訓です。

さて、なんとか「ジャオパープ」の変更はできたものの、お偉いさんにお願いしてしまったので、仕事関係者をさらにたくさん招待せねばならなくなりました。A氏の指示のもと、先ほどの世話好きおばさんにリスト作成をお願いしたところ、30名近い名前が送られてきました。そのうち、私が仕事上の付き合いがあり、元々招待しようと思っていたのは5名ほど、顔と名前が一致するのはその他10名ほど、あとは廊下ですれ違えば挨拶する程度か、事務所の建物が違うので、ほとんど知らない人、ということになります。

こうして膨れ上がった招待客リストは、相方の関係者も含め、400名分に。2倍は来ないにしても、どんどん大規模になっていくことに不安は高まります。

そうは言っても、淡々と準備をこなすしかない状況ですが、私は現在、仕事のため、残りの準備は相方に押しつけ、極寒の日本に帰国中です。来週、ラオスに戻ったら、招待状が仕上がっている「はず」なのですが、どうなることやら。