マンゴーの花咲く頃に

ラオスに暮らして数年目、何の縁があってかラオス人と結婚することに。結婚手続き、結婚式準備などのドタバタの備忘録。

ウンドーンをする

2013-01-12 06:26:14 | 結婚式
結婚式前日、私の家でウンドーン(前祝い)をしました。

ウンドーンというのは直訳すると、「ウン(温める)」「ドーン(結婚式)」。ウォームアップ(何をだ?)という意味になります。

かつては前日に親戚や近所の人が集まって料理の準備をしたりするので、終わってから、手伝ってくれた人をねぎらって飲み食いする、ということだったのではないかと思いますが、今は単なる宴会となっていて、そのためにも準備が必要、という場合もあるようです。一般には、花嫁の家、花婿の家、別々に行うようです。

私たちの場合は、彼の親戚が私の家の掃除を手伝いに来てくれたので、それが終わってから、市場で買って来た焼き肉など簡単な食事を出して、ビールで乾杯。本来のウンドーンに近い形だったのかも。

でも、途中、私が日本から来た母と親戚を迎えに空港に行き、食事を済ませてから帰ってくると、どこからかスピーカーが用意され、彼の友達も集まって、カラオケ大会になっていました。

これが深夜までエンドレスに続いたらどうしようと思っていましたが、二日酔いで撮った結婚式写真で苦い重いをした相方は、「ちゃんと寝ないと目が腫れちゃうから」と、早めに解散。(ちなみに、この宴会で、きれいに掃除したはずの家は再びごちゃごちゃに。何だったんだこの一日...。)

さて、さすがに緊張で5時に目が覚めてしまいましたが、いよいよ今日が本番。ラオスで数百人集まるイベントが何事もなく終わるはずはないのですが、ハプニングも楽しもうと思っています。

婚姻届けを提出する

2013-01-12 06:00:13 | 手続き
1月(結婚式まで2日)、在ラオス日本大使館で婚姻届を提出してきました。

結婚式後、二人で日本に遊びに行くため、日本大使館にビザ申請に行ってきました。去年日本に行ったときは「知人訪問・観光ビザ」でしたが、今回は「親族訪問ビザ」になります。大使館に着いて、ふと気がついたら、ビザのために揃えた書類で婚姻届けも提出できそう。何度も来るのは面倒なので、ついでに済ませてしまうことに。

招待状を配り終えていない相方は先に帰し、大使館でもらったフィームで、婚姻証明書の翻訳、相手のパスポートの翻訳、婚姻届を記入します。翻訳と言っても、名前や生年月日、パスポートの有効期限、婚姻の日などを日本語で埋めていくだけなので、難しくありません。

婚姻届は、日本で実物を見たことはないのですが、ドラマで見たような薄紙ではなく、普通のA3用紙を半分に折ったものでした。書類は揃っていたものの、印鑑を持っていなかったので、拇印。しかも、慎重に記入していないので、何カ所か書き間違え、そこにも拇印。なんだかおどろおどろしい婚姻届になりました。

書きながら、ふと、日本では大安の日を選んで婚姻届を出したりするんだっけ、と思いましたが、たかが紙切れ、そしてここはラオス、まあこんなもんです。

数ヶ月後、手続きが完了すると、私の戸籍が親の戸籍から独立して、横に補足欄に、相方の名前が配偶者として載るようです。

料理を注文する

2013-01-10 13:27:11 | 結婚式
1月(結婚式まで1週間)、結婚式・披露宴のための料理を注文しました。

結婚式は私の借家で開きますが、そのまま宴会になだれ込みます。最低でも、料理、ビール、スピーカー、キーボード、くらいの用意は必要なようです。本来は、家族や親戚、近所の人たちが総出で前の日から料理を準備するのでしょうが、私たちには荷が重いし、一人暮らしの私の家にはそれができる設備もないので、ケータリングを頼むことに。料理はビュッフェ形式の大皿料理で、招待状1枚(2名分の計算)で80,000キープ。メニューのなかから8品の料理を選べます。

披露宴の方は、式場に注文しますが、招待状1枚あたり90,000キープで、90,000キープ。こちらもビュッフェ形式ですが6品のみ。(着席式を選ぶこともできるようですが、値段は聞いていません。)どちらも飲み物代は別になります。

基本的にメニューは相方に任せましたが、ラオス料理が苦手な外国人でも食べられるメニュー(野菜炒め、ラグー=ブラウン・シチュー、サラダ)を加えてもらうようには注文しておきました。

難しいのはゲスト数の読み。私たちは結局400枚のカードを印刷し、さらにカードが足りなくなったので、30枚くらいは空の封筒を渡しました。430として、地方にいるなど物理的に来られない人の分が80枚ほど。結婚式だけに出て披露宴には出ない人、結婚式シーズンなので、招待状が重複して、私たちの披露宴には来ない、もしくは掛け持ちのためご飯は食べない人もいるだろうということで、320枚分(640人分)を注文。

結婚式の方はもっと適当で、大した根拠もなく、100枚分(200人分)の食事を注文。

さて、この読みが当たるかどうか?!ラオス人は基本、食事を楽しみに結婚式に来ているので、万が一料理が足りなくなった場合は、一生「○○の結婚式は途中で料理が足りなくなったよね」と言われ続けるんだろうなあ。

引き出物を準備する

2013-01-10 13:03:45 | 結婚式
1月(結婚式まで3日)、こんなぎりぎりになっても招待状の配達はまだ続いていて、足りなくなった封筒を取りに相方の家を訪ねると、彼の部屋はハートの飾りで埋もれていました。

結婚式直前になって、いろんな方から「忙しいでしょ?体を大事にね」とねぎらいの言葉をかけていただくのですが、実は、招待状配達以外、何をしていいのか分からず、私自身は、意外とのんびり過ごしています。(毎日、招待状の配布を口実に、飲んだくれていますが。)

さて、このハートの飾り、披露宴用の引き出物にするものです。最近の習慣なんだとは思いますが、披露宴の入り口でゲストに記念品を渡します。なんせ数百人もゲストがいるので、日本のように高価な引き出物ではなく、ちょっとしたキーホルダーみたいなものが一般的なようです。

私たちが選んだのは、友人が活動しているモンの村の人たちが刺繍したハートの飾り。私自身も以前から携帯ストラップとして愛用しているもので、かわいいし、いかにも「ラオス!」って感じのキーホルダーよりも使いやすそうだし、友人にゆかりがあるものにできればと思い、これにしました。

小さい飾りですが、その数700個になるので、部屋中ハートだらけ。あまりに役に立っていないので、ちょっと気が引けて、袋詰めを手伝うことに。2色のハートを小さな袋に入れて、針金で閉じていきます。小一時間ほど二人で黙々と内職作業。ラオス人も都会の人は忙しくなってきているので、そのうち、こういうのを外注するビジネスもできるんだろうな。(と思うくらい面倒でした。私が手伝ったのは50個分くらいだけだけど。)


婚礼衣装を仕立てる(2)

2013-01-07 10:47:08 | 婚礼衣装
1月(結婚式まで1週間)、こんな直前になって、また問題発生。結婚式用に仕立てていたブラウスが合わずに、急遽、作り直す羽目に。

結婚式用の衣装は写真館でレンタルすることにしていて、ブラウスだけ仕立てを頼んでいました。

そもそも、披露宴用の衣装をハンディクラフト・ショップで自分で仕立てて、「もったいない!」という相方ともめたので、もう1着のブラウスの仕立ては面倒になり、彼の親戚に生地選びも仕立て屋選びも任せてしまっていました。

採寸しに行って、発注はしてあったのですが、仕事で日本に帰ったりしてバタバタしていたので、このブラウスの受け取りを先延ばしにしてしまっていました。結婚式2週間前になって、試着に行くと「あれ?全然サイズが合わない...」。直しをお願いして、さらに1週間後に取りに行くと、やっぱり合わない。しかも、大幅に直しているので、形がガタガタに。

披露宴で気に入ったものを着るから、結婚式の衣装にはそんなにこだわりはなかったのですが、さすがにこれは無理。

すったもんだの挙げ句、友人が素敵なブラウスを仕立てていたタラートサオ・ショッピング・モールのお店に飛び込み、「あと5日でなんとかなりませんか?」と無理矢理な注文。特急料金を払って、式の2日前に仮縫いの衣装を試着し、前日に仕上げてもらうことに。これで合わなかったらどうにもならないので、幸運を祈るのみ。(最悪の場合、2日目のブラウスを着回します...。)

安物買いの銭失いとはまさにこのこと。私は次回はない(はず)ですが、今回の教訓として、仕立て代はケチらずに、信頼できる仕立て屋さんに注文し、試着・直しのできる時間の余裕を持っておくことが必要のようです。