ついに今日が来ました。
日本の大学からフィールドワークのグループがポンペイに、そして私の高校PICSの日本語クラスを訪問してくれました。
訪問とはいうものの、実際は授業に参加してもらい、グループに分かれて学生と会話をしてもらうというもの。
私以外の日本人の声が聞ける、日本人と生の会話ができる、最高の機会です。日々の日本語学習のアウトプットの場でもあります。
私は数週間前から「どうすっかな・・・どんなのにすっかな・・・」と日々思考。
生徒たちは先週末くらいから具体的に会話の質問などを練習することに。
でも、なかなか目の前にならないと、いや、目の前になっても腰が重い生徒たち。
こら、かわいい女の子が来るかだけ気にしてるんじゃない!
「前もって準備」がなかなかできない生徒たち・・・。
でも、今回は私もこういうゲストを迎えたクラスは初めてということもあって、あえてあまりやらない子たちにはっぱをかけるのはやめました。(ある程度はかけたけど)
しゃべってみて気づいてください!
そして「あぁ、もうちょっと練習しとけばよかったな」って思ってみなさい!
今後のために。
何事にも生きるはず。
さて、今日も暑い、PICS
学生さんたちがやってきました!!!
学校のほかの生徒も興味津々☆
教室からわざわざ出てきて、見る。まるで有名人がきたみたいな。学生さん、教室までの道のりさぞびっくりしたでしょう・・・。
私の生徒・・・かなり緊張☆
え、普段あんなにふざけてるくせにー。女の子女の子って言ってたくせにーー。
まるで借りてきた猫(笑)
日本人の学生さんも、少しばかり緊張☆
気楽にやってくださいと伝えたものの、一人一人でグループの生徒を相手にするのは初めてじゃ、どきどきしたんだろうな。
私も実はちと緊張☆
上司や副校長、大学の教授や他の友達も来ているということもあって。
それを見せないように・・・見せないように。
さて元気に「こんにちは!」からスタート!
まだ緊張して声の小さい学生にゲスト側が自己紹介をしてくれ、いざ別れて会話タイムスタート
「大丈夫か・・・」と思うくらいの大人しさ!
静かーにそれぞれで話していたけど、しばらくしてやっぱりやんちゃなやつはいつもの本領発揮!!
だんだんどのグループでも元気な笑い声が飛び交うようになって、みんな楽しそうに!!
日本人の学生さんもだんだんなれてきたのか、徐々にリラックスしてくれたように思います。
しまいに私が用意したハンドアウトを超えて、自分たちから質問を始めている!
すごい、やるやん!!
言語を学習する上で先生の役割は約2%。
本当に少ないと言われます。
実際は学ぶ側が自分から見つけ、発見し、使っていく。
教師はそのほんのきっかけを与えるに過ぎません。
うまく持っていく、それも技術だけど、それはなかなか難しいものです。
でも今日始めてこれがそれなのかな、と感じることができました。
自ら「学習」する。
今日の生徒たちは特にたくましく、自分から既習事項を思い出し、活用し、自分で質問を考え、この目の前にいる日本人の学生さんと交流しようとしていたように思います。
自分たちで作り出す、意欲。
今日の私は本当に脇役の脇役で、ほんの少しの緊張ほぐし役と忘れた語彙や文型のちょっとしたフォローをしただけ。
目の前にした状況に対応し、コミュニケーションをとろうとする思いは、ポンペイの学生だけじゃなく、日本の学生さんも同じだったように思いました。
生徒たちが今日、日本の学生さんと一緒に過ごせた時間は本当に短いものだったけれど、時間だけじゃない、きっと何かを感じてくれた、はず。
実際に日本語が通じた喜びもあったでしょう。
最後に時間が来て「はーい、時間です」と声をかけた私にブーイング
「ごめんね~でも私のせいじゃないのよ~」なんて言いながら、それぞれのグループで「ありがとう」と「さようなら」を。
そして前に並んでくれた学生さんと先生方に、最後にみんなでおっきな声で「ありがとうございました!」をもう一度、そして大きなお礼の拍手で終わりました。
学生にとっても私にとっても得るものの大きかった午後のひとコマ。
暑い中ありがとうございました。
ありがとう!意欲に火を・・・!!
生徒は素直です。つまんないときは露骨に表すし。
なんかね、今回のこれね、タイのときと逆バージョンだなって思ったらおかしかったよ^0^
生徒の素直さがすっごく伝わってくる!
生徒の学習意欲に火をつけるmamicro先生がんばれ~