○ルニア物語③  不思議な痛み

2010年01月20日 | こやぶんの健康
今回も おことわりから…

 ヘルニアの症状等の説明等を こやぶん的主観で書きます。
 体質や症状によって おのずと治療方針も十人十色で 様々だと思います。
 またこやぶん自身― 
 ヘルニアを完治させることよりも、如何に仲良く付き合うか? って考えなので、
 あくまでも 参考程度に―  読んで頂ければなぁ と思う次第。


 の続きです。 


轟音轟く― MRIの検査をやり遂げ画像診断の結果―



こやぶんは 腰椎の3番目と4番目の間に脱出型のヘルニアの疑いとなり、
念の為 大きな病院で脊椎脊髄の専門医に手術の有無も含めて、診てもらい、
(いつもながら) いろんな質問をして 教えてもらったことを綴っていきます。


たかが… 腰椎椎間板ヘルニアなんですが、
症状によっては― 神経圧迫による重度の膀胱障害も起こりうる症状でもあること、
こやぶん 初めて知りましたよ…  (膀胱障害があれば、即手術らしい)


まずは腰椎椎間板ヘルニアとはなんぞや?

椎間板ヘルニアの椎間板とは― 脊柱のクッションの役割を果たしてます。
中心部の半透明のゲル状の髄核に 周囲を強靭な繊維質で覆う繊維輪で構成。

髄核のゲル状物質は
保水性に富むコンドロイチン硫酸(ムコ多糖体)の作用で多量の水を含んでいると云われ、
液体に近い性質の髄核は流動性に富み― 椎間板に加わった圧力は、各部位に平等に分散。
しかし 年には勝てません(開き直りが 肝心です)
加齢より、保水性の低下(=弾力性が失う)、椎間板にかかる圧力は局所的に作用してしまう。
   ※ 小学生の頃の保水性を100%としたら、20歳前後で70%ぐらいに低下するらしい

さて脊柱のクッション機能が低下する中… 
激しい動作や重い荷物の運搬等を継続的に続けると― 腰に大きな負担となります。
椎間板の髄核がバランスよく圧力を分散できずに 一部分だけに偏り、
繊維輪の周りを包みをを膨張させたり、髄核が繊維輪にできた亀裂を破って飛び出してしまう、
それが 腰椎椎間板逸脱してしまった!です。

ちなみに髄核の逸脱の仕方(=神経の圧迫の状態)によって 大まかに2種類に分けられます。
    
 
 

 ●膨張型ヘルニア
   →髄核が膨らみ、繊維輪から飛び出さないまま一緒に外側へ膨張している状態。
    発生当初激痛が走りますが、予後は良い。  
   
 ●膨隆型ヘルニア
   →繊維輪に亀裂が無く、髄核が繊維輪から飛び出さず、髄核と繊維輪が一緒に膨れ出る 。
    痛みは穏やかだが― 治癒し難く、症状が長引き、脱出型より厄介らしい。



また どの位置で椎間板ヘルニアになったのかで、出てくる症状は様々です。
こやぶん自身… 腰以上に太もも前面に激痛が走って、腰はさほど痛いと思わない程度?

ヒトの腰椎(背骨)あたりの構造は―

  
                          ※教育用画像素材をお借りしました。


この2つの事を踏まえて、こやぶんの症状を解説しますと…

こやぶんが体験した腰椎の③と④の間(L3/L4)に発生したヘルニア、
巷で云うヘルニア(腰椎の④と⑤の間(L4/L5)、腰椎⑤と仙骨の間(L5/S1))と
痛み等の症状に大きな違いがあるそうです(如何せん こやぶん L4/L5とL4/S5のヘルニア経験なし)

こやぶんが体験した痛み感じた場所は―



●膝上あたりの右ふともも前面~内側、強烈な激痛(ナイフでえぐられたような激痛)。

●右おしり側面~股関節~太もも部外側、
 ギュッと締め付けられる様な圧迫感感じる激痛、触られると さらに激痛。

●右膝より下(主に前脛あたり)思うと通りに動かない! 

●右足の甲内側(土踏まずの上あたり) 触ると激痛、痛くて靴は履けません。

●右足裏 土踏まずのあたりを中心に 感覚無し

●右足首あたり全体に力はいらない。

不思議なことに 腰あたりは、振子人形のごとく バランスが定まらないけれど、
痛みはさほどなく― 余裕で前屈・後屈はできる。

こやぶん 最初は「肉離れ?」って感じたぐらいで、
腰から来てる症状(放散痛)だった事を聞いて、目から鱗が落ちるぐらい 驚いた

何故患部とは違う場所で痛みが生じるのか― 
腰椎と沿うようにある脊椎洞神経(知覚神経)のどのあたりを圧迫したかに変化らしく、
放散痛の部位やFNS・SLR検査などを実施して、どのあたりの椎間板に不具合?を
予想するそうだ(やはり確定するにはレントゲンやMRI検査が必要)。

どこが痛いのか… って 診察される際に重要な項目だった事だったを 実感したこやぶんです。

に続く…  


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