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たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

定点撮影  梅雨の雲は絵画の世界

2020年07月13日 | 定点撮影(雲)

梅雨の空 前半

7月1日

ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロが活躍したルネサンス期の絵画を思わす雲です。

 

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7月2日

穏やかに始まった夕焼けなのですが

 

時間の経過と共に黒雲が重くのしかかって来ました

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7月8日

7/8、長野県に大雨警報が発令されました。木曽川、犀川が氾濫水域に達し上高地では土砂災害が起きたと言います。被害地に向けて出動したヘリでしょうか。今日の仕事を終えて帰って来ました。

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7月9日

南側の空がバカに赤い。東京方面は雨が降っているのか密度の濃い雲を夕焼けがボンヤリと赤く染めています

西側は・・・明日は晴れるでしょうか。もう、九州地方に雨を降らせないで下さい。


心に残る思い出の山 皇海山(2143.6)=日本百名山認定

2020年07月11日 | 心に残る思い出の山

登り2:25  下り1:55  休憩1:45

目指したのは山中泊が必要な庚申山から縦走せずに直接、皇海山(すかいざん)へ登れる登山口だ。 利根村を過ぎゲートを越えてからの道程が長かった。愛くるしい眼の鹿や狸に何度も出会った。速度を落し近づいても慌てる様子も無い。車を停めると漸く面倒臭そうに崖を下って行った。 その動きがまるでスローモーションの様で不思議な感覚だった。 そんな中、真ん丸と太った子狸(後姿で定かでない)が左方向から飛び出した。意地悪く追いかけると子狸は全力で車の前を駆ける。ボールがコロコロ転がって行く様だ。 繁みに姿を消したのは100mほど走ってからだった。

夜道ならではの体験に一時、気は紛れるが何せ長い林道、道路の3分の1は落石に埋まっている。今にも崩れそうな崖は距離の長さと共に不安を募らせた。

擦れ違いで待っていてくれたドライバーに尋ね登山口が近い事を知る事が出来たが何も無い林道を登山口から逆方向に1時過ぎ・・・あの人は一体、何者??? 結局、皇海橋まで1時間を要した。

闇夜の山中は本当に暗い、2台ほど停まっている車の中の人を起こさぬ様、寝袋にくるまった。

腹ごしらえをして6時45分、いよいよ入山。登りたい登りたいと日頃から思っていた山なので胸が高鳴る。

   

沢沿いを約1時間半、登り詰めると細くなった沢の流れは何時しか消えて、そこから尾根へ突き上げる登山道を約10分、皇海山と鋸山の鞍部「不動沢のコル」に着いた。

右に鋸山の岩峰が近い、時間的には30分で行けるので帰り足を伸ばす事は可能だ。しかし、そこまで天候が持ってくれるかどうか。

ここで左に向きを変え穏急繰り返しの登山道を時に笹を分けながら進む事50分、「お疲れ様~」と言う4名の声が私達を迎えてくれた。登山口から約2時間半、一度も休憩を取らずの登頂だった。

黑木に囲まれているのでスカッとした展望は無いが日光白根山、燧ヶ岳、至仏山から武尊山、その間に残雪を光らせた平ヶ岳、反対側には鋸山から庚申山に続く稜線、そして袈裟丸山といった主要な山々の提供はケチらない。

雰囲気も申し分なく何処となく鳥甲山に似て時間が経てば経つほど充足感が高まる山だった。これが百名山の持つ貫録なのかもしれない。ただ青銅の剣は探してみたが何処にも見当たらなかった。

同定を終え腰を下ろそうとした途端、雨滴が頬に当たった。そして10分もしない内にポツポツがシトシトにかわり雨具無しではいられなくなった。帰りに雨に成る事は覚悟の上だったが、こうも早く来ようとは。

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下山途中、深い笹の中で大パーティーと擦れ違い登り優先の弱みで体を細くして通り過ぎるのを待っていたが譲っても譲ってもキリが無く2m空いたのを幸いに強引に突っ込み不動のコルまでノンストップで下った。が途中、木の根に躓いたのが原因で片足を引きずりながらの到着だった。雄さんに指を引っ張って貰い何とか痛みは和らいだが鋸山は止めた方が良さそうだ。

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それにしても雨の下りほど侘しい物は無い。今日はポンチョなので汗が外に出ず余計に気分が塞いでしまう。「なぜ土日になると雨になるのよ~」ついつい愚痴が出てしまう。  嫌な笹道を抜けるとカラマツ林に出た。緑は一層、輝きを増し目も覚めんばかりの美しさだった。岩盤を掛け下る水流も入山時よりも心なしか激しさが感じられる。前方が明るくなり気が付けば雨は止んでいた。

何時しか沢幅が広くなり流れの勢いも一段落、私達は河原の大石の上で未だ開けていないお弁当を広げた。風が実に清々しい。

山での雄さんの楽しみ

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その時、かなり年配の男性が二人おりてきた。川を渡ろうとした時の事だ。後ろを歩いていた男性が足を滑らせて横転、大岩で額を切ってしまったのである。 雄さんが直ぐにザックから救急用品を取りだし応急の手当てをした。「かなり深いので縫わないと駄目かもな」と雄さんは2人が去ったあと言っていたが、それにしても、あの二人、ショックの方が大きかったのかお礼の一言も無かったよな。

休んでいるとまた嫌な風が吹いて来た。こうなったら急がなくては。ノンビリムードから一転、手早く荷物を詰め込み駐車場へと急いだ。

林道は昼間走ってもやはり長かった。「何?あれ」 林道の両側が鮮やかな黄色で染まっている。昨夜、ここを通った時なぜ気付かなかったか。きっと子狸のせいだろう。レンギョウに似ているが一寸違う。皇海山があまり植生が豊かで無かった分、その埋め合わせか。 かなり派手派手な姿でのお出ましだった。(この花の名前がエニシダである事を後で知った)

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白沢温泉は車の台数の多さにうんざり、川場村の温泉施設で一浴する事にした。入浴後、落ち着ける場所が無いので別室にある電動マッサージ機にかかっていると隣の広間からボリュームいっぱいで流れてくるカラオケ。得意そうに披露する中年女性の姿が目に浮かぶが、どれもこれも聞くに絶えないものばかり。マッサージが終わるや早々に退散した。


(続)箕輪城址周辺

2020年07月09日 | アウトドア

♪ この木なんの木・・・の続きです

東屋からの下りは堀切状になっている為、ひんやりとした風が嬉しい場所です。当然、足は止まったまま・・・暫く緑陰の涼しさに身を置きました。

降り切った所はお花畑になっており今は紫陽花がちょうど見頃でした。写真はアナベルの白とピンクです。最近はこの白を良く見かける様になりましたね。

一本でも良し、群生すれば尚 良しのアガパンサス、上品な紫が涼しそうでした。

草むらにニッコウキスゲが小さな群落を作っておりました。朝、開花し夜には萎む一日花。そう言えばニッコウキスゲとは対照的な夜に咲いて朝萎む榛名のユウスゲは、もう咲き始めただろうか?

名が麗しいですね、ハンゲショウ(半夏生、半化粧) 半夏生とは夏至から11日目を半夏生と言い、そのころに花を付ける事からその様な名前が付けられ、半化粧とは葉の半分が白くなる様子を化粧に見立てたのでしょうね。虫を誘う為の化粧と言う事でしょうか。 ドクダミ科なので庭には不向きな様です。一度、友人が下さると言ったのですが私は庭が狭いからと体よくお断り致しました。

葵もこの時期ならではの花です。この花が咲いたら・・・農事の目安にすると母は良く言っていたと友人は言っておりました。山に現れる雪形もその一つ。昔の人は自然から様々な事を学び生かしていたのですね。

ヤブガラシに止まっているのはスジグロシロチョウ

ベニシジミ

少しの間、こらえて下さいね。ヤマトシジミです。放したら元気よく飛んで行きました。ありがとう~~~

ヒメウラナミジャノメ

夏椿の花には甲虫が盛んに密を吸っています。「随分、貧相な虫ね」と言うと雄さん「そう貧乏虫と言うんだ。家にウヨウヨ居るぞ」とニヤニヤ・・・・・・・・成るほどね(ーー;)


♪ この木なんの木きになる木

2020年07月07日 | アウトドア

7月5日

運動場の外周でインターバル速歩を熟してから今日は箕輪城址まで足を延ばします。 道端にオカトラノオが一輪さいていました。今まで見た事も有りませんでしたから何処からか種が飛んで来て着床したのでしょう。増えて欲しいですね。

ワレモコウは秋の花と思っていましたが、もう咲いていましたよ~

「八重はヤブカンゾウですよ」とイケリンさんが教えて下さったそのヤブカンゾウです。 緑の中に点々と鮮やかに朱の色を放っていました。

さて、本題のこの木

城址の東屋で一休みしていた時に目に留まりました。茶色く見えるのは花なのだろうか葉枯れなのだろうか? ここは数年前まで梅林だった場所です。 側には熊出没注意の立て看板、数日前、直ぐ下の小学校付近で出たばかりですものね。

側へ寄って見ました、何でしょう? クルミの木?

モウズイカさんが「ニワウルシ=シンギョ」である事を教えて下さいました。モウズイカさん、有難うございました。

尚も側に寄ってみますと茶色に見えたのは花でもなく葉枯れでもなく実だったのですね。

空堀は今、草が繁茂し斜面はタケニグサで埋まっておりました。竹に似ているから竹似草なのだそうです。そうかなぁ?


何時もの道

2020年07月05日 | アウトドア

未だ頑張って続けてます、インターバル速歩。 今日は足の痛みも癒えた雄さんも一緒です。 グランドでは中断していた少年野球の元気な声も聞こえる様になりましたが再び不気味に増え始めたコロナ感染、安心して暮らせる日は何時やって来るのでしょう。  

今はノウゼンカズラが一際、華やか

   

タイサンボクも紫陽花も寿命が長いです。前回 挙げたのが6月12日でしたから、かれこれ一ヶ月近く咲き続けている訳ですね。良く見れば未だ蕾も有りましたから未だ当分、花も香りも楽しめそうです。

私のカメラでは上手く色が出せなかった紫陽花ですが実際は美しい蛍光色を放っているんですよ~。

ギボウシの薄紫の何て美しい事でしょう

今日、カメラを持参したのは、この得体のしれないキノコを写す為でした。グランドの外周の斜面に疎らに生えているこのキノコ、上手い具合に幼菌~成菌~老菌までの過程が見られました。なかなか芸術的な変化です。鼻を近づけるとキノコ独特の匂いが鼻を突きます。幼菌には壺が見られますね。もしかしたら猛毒かもしれないキノコですが一時、楽しませて貰えました。

藪化した工場の敷地に琵琶が鈴なりです。孫の体にあせもが出来た時、葉を戴き煮出した汁で体を拭いて上げた時から何年が過ぎたでしょう。琵琶は万病を治す不思議な力が有るのですよね。 今日は採る人もいないこの実を5粒ばかり失敬しました。久し振りの味、美味しかった~。