たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

カナトコ雲

2024年08月07日 | 定点撮影(雲)

7月27日、夕方、何気なく南の空を見ますと

窓の向こうに対流圏内で成長を続け地上から13キロ以上先の成層圏でその成長を妨げられてしまった為に上に伸びる事が出来ず横に広がるしかなくなってしまったカナトコ雲と呼ばれる雲が有りました。この雲は特異な形がカナトコやキノコに似ている事からカナトコ雲またはキノコ雲と呼ばれる様になりましたが、まるで、そこに天井が存在しているかの様ですよね。

右には成長過程の積乱雲が控えておりますが、この雲にはそれほど強力なエネルギーは無かった様です

 

カナトコ雲の中に乳房雲が幾つも観られます

これが曲者でこの真下はゲリラ豪雨・落雷に見舞われているはずで

最悪、降雹・竜巻の発生する確率が高まると言われています

位置的に埼玉県南部辺りでしょうか

左側の積乱雲はその後、モクモクと成長を遂げ遂に成層圏にまで到達しました

やはりこの雲もこれ以上は踏ん張り切れませんでした

20分後、夕食の用意をしていた時の事

台所の窓が異様に紅いので開けて見ますと幾分形が崩れたカナトコ雲が夕陽に紅く染まっていたのでした

 

今迄色んな雲を多数、写して参りましたが、ただ空にポッカリ浮かんでいる雲と言うだけでなくそれぞれ特徴を持っている事に気付かされます。自然が作り出す不思議さにその都度カメラを向けて参りましたが偶に息を飲むような現象を目にした時には居合わせた幸運に感謝すると共に感情の昂りを覚えたものでした。それが昨日の吊るし雲で有り本日のカナトコ雲だった様です。

コメント (4)
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