まこちゃん日記2

まこちゃんのピンポン日記です。

4月16日 国民の旅行禁断症!

2021-04-16 12:25:53 | 日記

 

      『 1日の終わり!』

       まぁちゃんのテニスブログより

       森川 雅昭さん 撮影

 

「もうお陰で2ヶ月も旅行をしてないよ!」「昨年も今年もGWに

何処へも行ってないよ、冗談じゃないよ!」「ストレスが溜まって

たまって!」「商売をどうして呉れるのだ!」「私は予定通り行っ

ちゃうよ!」……これらはまんえん防止重点措置発表直後の東京人の、

TVで聞いたコメントである。

反対の声だけを面白く放映している局の意図があるのかも知れないが、

それにしても「旅行」というものが庶民大衆の生活の中に如何に重要な

位置を占めているものかと驚く。

 

「旅」とは、非日常の世界や空間に身を置くことでストレスの解消、

未知の世界を見る、知る、味わう事への憧れや好奇心の実現や満足を

もたらし、異次元に身を置くエトランゼの快感等々とその良さや価値は

確かに数え切れない。

 

昔々、江戸時代の庶民も旅は最大且つ唯一の楽しみであり娯楽でもあり

贅沢なものであったという。そのために毎日汗水流して働いていたとも

言える位であって、江ノ島、鎌倉、大山参り、遠くでは箱根や熱海そして

死ぬまでに一度はお伊勢参りをするのが、江戸の熊さん八つぁん達の夢

だったらしい。

 

それをなかなか実現できない大衆は、とうとう「ええじゃないか、

ええじゃないか!」と唱え踊りながら、お伊勢様参りと言う名聞にのって、

やがてそれは集団にもなって伊勢へ向かったという。

街道の人々は、施しや持てなしをし、時には己も合流しある時期は大きな流れ

になったと伝わっている。

 

時の将軍、老中達は今のこの時代が、我が施政が悪くて、そんなに辛いのか

不満があるのか貧しいのか夢のない生活なのかと、きっと嘆いたに違いない。

 

何時の時代も同じようなもので、人々は旅に憧れている。

好奇心、気晴らし、ストレス解消、気分転換、浮き世を忘れたいという気持ちは

あまり変わらない様だ。

 

政治がお粗末で国民に苦しい生活を強いているからか、国民も物質主義や

金権主義に呑み込まれて、精神的な余裕を失い心は枯れて満たされず、

現実逃避を旅に無意識に求めているのだろうか、これが旅行ブームの

1つの大きな原因なのだろうか。

こうした人達を早く、気兼ねも不便もなく早く旅行に行かせてやりたいものだ。

体の都合と出不精で、旅行にはあまり行きたくもない私でさえ、こう思うのである。

皆が楽しそうに旅行ではしゃいでいるのをTVで見ているだけでも、こちらまでもが、

うきうき楽しくなるものだ。早くそんな時が来て欲しい。

 

庶民の楽しい生活がなければ、良い政治はない。これは歴史が示している。

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