
オークションで欲しかった本を手に入れましたが、たくさんの写真が載っていました。
有名な本なのにその中で娘の写真が愛人の写真になっていたのです。
どうみてもちがうだろうと思いましたが、こんな間違いと言うのも時々あるものです。
また歴史に関しても、どちらから見るかによって評価は違ってきます。拙著「日本キリスト教史 上」で高山右近が寺社を壊したというところがありますが、研究家の方から「みんなキリシタンになったので、寺社が成り立たなくなって壊したのです。」と注意がありました。
何でも、深く研究しないと作品は書けない物だと思いますが、あまり気にし過ぎると自由がなくなるので難しいところです。
26聖人の作品も後の小説家が書かれた創作の部分があるので、研究家の結城神父にいろいろお聞きして描きました。三浦綾子さんの「細川ガラシャ」の中にも捜索の人物が出て来るので、そういった部分を見分けながら資料にしないといけないわけです。
ある小説では、ガラシャの侍女がガラシャに変わって秀吉に会い行き、忍者のような働きをしたというかなりおかしな作品もあり、びっくりしたことがありました。
何でも、作品にするのは難しいですね。
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