
勝海舟が若い頃、お金がないので、友人から借りた本を2冊書き写し1冊は売って借り賃を作ったと言う有名なお話があります。
また、本屋では立ち読み専門でしたが、店の主人が親切にしてくれ、ある人を紹介してくれました。その渋田利右衛門は、北海道の商人で本を読むのが大好きだけれどやむなく家業を継いだ人でした。
自分の旅館に招いてくれ勝つの家にも来てくれました。
当時は、破れた畳が3枚だけで天井の板は、薪にしてしまったと言いうすさまじい家でしたが、利右衛門は、200両くれて、「わずかかだけれど、本でも買ってください。」と言ったのです。10両盗むと、打ち首になった時代の200両はすごいですよね。
その後もいろいろ、経済的に助けてくれ、自分が死ぬ前に今後の世話をしてくれる人を3人も紹介してくれました。
後に勝海舟の指示で函館奉行所が、利右衛門の蔵書を買い上げ、子孫に帯刀を許したのです。つまり、町人だけれど刀を持つことが許される特権が与えられたわけです。
こんな経験もあったせいか、勝は、クララたちが困っていたとき、学校を造るための1000円(現在の7000万円くらい)の献金をしています。そして、いつも経済的に助けていましたが、私たちも人を助けるために経済を使えるようになりたいものです。
ヘブル 13:16「 善を行なうことと、持ち物を人に分けることとを怠ってはいけません。神はこのようないけにえを喜ばれるからです。」
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