美ら海水族館 ＆ 沖縄料理三昧

相方の部署の先輩であり、アメリカ赴任をしたこともある先輩夫婦とは年が近いこともあって、
我々が渡米する際の相談相手になってくれて以来、いつも4人で家飲みやＢＢＱでバカ騒ぎしている。
最近ゴルフにハマりまくりな男性陣は　“次は、ゴルフ旅行しようぜ！”　と。

ちょ、ちょ、ちょ・・・ちょっとーー、あのーーもうこれからの季節、ゴルフなんて寒いじゃん(>_<)
とぼやいたら。

「何言ってんだよ！沖縄デビューだ！」

っっ！！はぁ～～？！　い、いきなり、そっちまで飛んじゃう～～～？！？！（汗）


というワケで。
なんだか男性陣のノリ発言で飛行機取っちゃって、しかも　「宿とかレンタカーとか、どうする？」

・・・“どうする？”　って、はは、分かりやすい遠まわしな言い方ですこと。。。＝ワタシに“やれ”ってか。
かくして2泊3日の沖縄旅行の計画をねりねりすることに。

と言いつつ、自分も沖縄は久しぶりだから、ちょっとワクワク♪
ゴルフしか目が無い男性陣に “頼む” と言われなくても、率先して段取りしちゃいまーす。


初日の到着日はさすがにゴルフは無理なので観光一本。
海に潜るのが大好きな先輩もすごく行きたかった！という　美ら海水族館　が目的地。

でもその前に、レンタカーで水族館に向かう途中でランチ。
紀乃川 食堂 というところが、けっこうイイみたい？！

国道から　「エ？ココに入ってくの？」　なんて感じの、車一台しか通れなさそうな上り坂を、
案内看板にしたがって行く。

小さな建物だけど、なんか、こう、しゃれっ気ない佇まいがイイ。
それに、ちょっとした高台で、青い海が見渡せる。

素朴な木の壁の、おもいっきり“食堂！”という店内で、靴を脱いで机でくつろぐ。

メニューに、さっそく食べてみたかった じーまみー豆腐 を発見。300円なり。
先輩の嫁ちゃん（年上だけど、妹みたいに可愛くて）は　「聞いたことあったけど、初めて食べた！おいし～い！」　
　
沖縄のもずく酢 も、本当のもずくとちょっと違って、これがまた大好きなのだ。
ちなみに、このもずく酢は、定食に付いてくる。

自分は にんにく葉と島豆腐のチャンプルー定食 。

沖縄で作られる豆腐の事を基本的に島豆腐という・・でいいのかな？
味付けとかが絶妙に美味しくて、ニンニク葉も良い味。

相方は 「肉くいてぇ！カツだカツ！」　と　やんばる島豚あぐ～ ロースカツ定食 。

“やんばる島豚”　なんてのがあるんだな～。琉美豚Aロースカツ定食 なんてのも。
魚メニューも5種類くらいの鯛や鰈があって、塩焼きかマース煮（塩煮）かバター焼きかを選べる。

先輩夫婦が頼んだゴーヤチャンプルー、レンコ鯛マース煮も、みんなで突付いて、ご馳走様～。

この後は、いよいよ 沖縄美ら海水族館 だー♪

おおお！ワクワクするくらい、大きな建物！
そこから見える海岸も、晴れて快晴だったら、さぞかし気持イイ空だったろうなぁ～。
でも残念、この日の空はどんより。12～2月は夏のようには行かず、シトシト雨が多いんだとか。

でもイイもん。見るところは、建物の下の水槽なんだもん。
　
「これこれこれこれ！！こんな大きなのを、ダイビングで見ると、興奮しちゃうんだよー！！」　と先輩。
潜るのが好きで、よくダイビングなんかもやるんだとか。

同じ水槽で泳いでいる カンムリブダイ にも遭遇。
　
カメラを構える先輩はずいぶん手前にいるのだけど、遠近法でもいかにこの魚が大きいか、分かる？！
「これこれ！これも興奮するんだよっ！！」　と嬉しそ（笑）。

でも、これくらいで驚いちゃいけない。

いよいよ。

大きな大きな　黒潮の海　を呼ばれる水槽へ！！

うひゃー！すごーい！すごーい！人間がちっちゃく見える～～！！
ここの主役 ジンベエザメ がいっぱい！！

まーーぢーーで！！で・か・い！！

でも、面白いのは、こんなデカイ体してるのに、プランクトンみたいな小さな餌しか食べられないこと。
餌やりの時間になると、オキアミや小魚やらを、大きな口で、グオオオオー！！　っと、

ジンベエザメが海面に放り出された餌を飲み込む図を、水面下からパシっと撮影。
そんな小さな餌を大量に飲み込むジンベエザメは、鋭い歯はすっかり退化してしまったんだとか。


そして。

マンタ　も、でっか～～～～～い！！！！！
人懐っこくてダイバーにも人気というし、お腹の黒い斑点は、それぞれの個体によって違う。


ちなみに、この水族館でスゴイのは、正面のアクリルパネル。
一切の継ぎ目なくして、下写真のような60ｃｍ幅のアクリル一枚で覆っているそう。

これだけ幅があったら、壁の向こう側なんて、形が歪むか、色が淀んじゃいそうなのに、
片側に先輩に立ってもらい、反対側からお互いの顔を見てみると、60cm向こうの先輩の顔がクッキリ。
こういった優秀なアクリル技術の最先端を行っているのは日本なんだとか。
（アメリカのTVプログラム National geographic 曰く）


ちなみに、この界隈は、水族館だけではなく、ウミガメ館 や マナティ館 だったり、
いろんな施設を含む広大な公園になっている。

その途中にある売店で売られている ヤシの実ジュース に惹かれる男性陣。
　
売店のおじさんが、目の前で皮を剥いで、作ってくれる。

んがしかし、飲んだみんなの感想がウケル（笑）。
「ん・・・なにこれ？・・・ていうか、うえ・・・。」
確かに、ポカリスエットを水で薄めたような味わい。

そもそも、ヤシの果汁って、真夏の喉が乾いた時に飲むのもの・・・じゃなかったっけ？
この気候で飲むのは、そりゃ微妙なのでわ。

なんて、あーだこーだ、売店の前でやっていたら（超シツレイ）、
売店のお兄さんが、この飲み干したヤシの実の内側を削いで、食べさせてくれたのだ！
　
これがウマイ！！！
食感はイカ刺しとか刺身こんにゃくのような食感だけど、味わいはアボカドのような濃厚さを感じる。
そして、何と言っても、売店のお兄さんがかけてくれたドレッシングにビックリ。

なんと　醤油！！ で、それがまた合うんだもの。
おもしろ～い。



こうして、水族館を満喫した後は、この近辺の国頭郡界隈をあちこち観光（そこは端折ります）した後は、
いよいよ一日の締めくくり。　楽しみな夕飯だー！！


ちょうど、宿の近くはスナックや地元ならではの居酒屋がちらほらある街中の一角。
その中で、みんなの意見を集約して 夕焼市場 という居酒屋へ。

チェーンではないと思うのだけど、けっこう大箱な飲み屋だなぁ。
どっちかというと、ジブンゴノミデハナイケド、まぁいっか。

メニューは、もー嬉しいくらいに　とことん沖縄料理尽くし！！
海ぶどう　に　みみがー　。
　
ぷちぷち感たっぷ～～り♪　みみがーも、いつも食べてるのよりも薄切りで、お浸しみたいになってる。

そして、一度本場で食べてみたかったのが ヒージャー刺し 。

ヒージャー とは　ヤギ のことで、いわゆるヤギ肉の刺身。
なんかコリコリしてる～～。
なかなかイイ具合にクセがあって、こーゆーのは大好き！

しかし相方は相変らず、海ぶどうもミミガーもヒージャーも　「俺は食えねぇっす(>_<)」　

そこから端を発し、3人から「えー？それも食べれないの？！　これもあれも？」　と、
“どんだけ好き嫌いがあるのか？！”　と、攻められまくり。

しかし、まったく屁とっも思わず　「俺は食いたいものを、食うんだー！」　と、勝手に頼んでいたのが・・・

縞ホッケ かい（笑）。
相方以外の3人、目が点で「そんなの沖縄じゃなくても食べれるやん」と、笑うのみ。


飲んでいたのは、もちろん泡盛。でも、このお店のは安モノっぽい～。
先輩の奥さんは下戸だし、そんなに強くない相方よりもさらに弱い先輩なので、泡盛はデキャンタでお願い。

最後の頃になると、自分ひとりで、すくがらす  豆腐よう　　じーまみー豆腐　をつつきつつ、
泡盛ロックをくいくい・・・と。

でも、残念なことに、「〆に食べたいね」と言っていた 沖縄そば系 のものがメニューにない。
「そしたら、2件目で沖縄そば食べにいく？」　と提案。

個人的に〆は要らないのだけど、
実は通りがけに見つけて、例によって第6感が働いて入ってみたいと思ったお店があったのだ。

ボケボケ写真になってしまた（汗）、ゆきの というお店で、ずいぶん年季が入ってる。
一瞬 「なんか怪しいな～」 って思ってしまう外見なのだけど、自分の第6感を信じて。

すると、ややや！！　やっぱり！！

これは、一軒目から、こっちにすれば良かった～～！と思わざるを得ない雰囲気。

決してキレイとは言えないけど、昔から地元に愛されている感じで、
店内に貼られているメニューも定食ばかりでなく、沖縄ならではの家庭的なおつまみがいっぱい。

でももうお腹いっぱいだしなー・・・と男性陣が ソーキそば を頼む傍らメニューを見ていると・・・
お！！ヒージャー汁 を発見！！

さっきは刺身だったけど、やっぱヒージャー汁こと やぎ汁 は食べてみたかったのだ！

鼻を近づけると・・・あはは、独特～～（笑）。
一言で言えば“くさい”かもしれないけど、この香りがまたタマラン♪　
山羊のチーズと同じ香りがするんだなぁー。

でも、自分以外、みんな　「うぎゃーー！こ、これはさすがに食えん！」　って大騒ぎ（笑）。
えーそうなのー？相方は除いても、先輩もダメすか。
食べてると、全然臭みは気にならなくなるのになぁ～。


何はともあれ、普段、口にしない料理をとことん満喫。
やっぱり沖縄料理って大好きだな～～♪

（つづく・・・）