まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

再会 @ 赤瓦・白壁土蔵群(鳥取)

2015-03-15 07:31:37 | 国内旅行

めっちゃいい天気でーーす!


車の中から撮った、私のへたっぴな写真じゃよく分からないかもしれないけど、
彼方に見える地平線は ”鳥取県から見る快晴の日本海”

海岸エリアに建ってる風力発電もよく見える。

いやーーー、相変わらず・・・

前日も、翌日も、寒い雨(雪も)まじりの天気だったというのに
この日に限ってビンゴ!な小春日和。

操ってるつもりはないんだけど、なんなんだろう?




というわけで、旅の大トリは 倉吉


ここまでたどり着くためには、
んもーもーもーもーーーぉぉぉ、
それはそれは相方に対して数多くの ”表向き” を用意してきました。

出雲大社水木しげるロード、皆生温泉、蟹三昧・・・

どれもこれも、
”表向き” というには勿体ないくらい立派な目的なのだけど、
それでも私にとっては「手段」の一つ。

そんな「手段」を使ってまでして
何でそんなに倉吉に行きたかったのかというと・・・



そこに会いたい師匠が居るから!(どーん!)


あ、ちなみに「師匠」ってのは、勝手に私が呼んでるだけデス。
別に弟子にしてもらったとか、なにか師範として習ったとかそんなんじゃないデス。

でも、今から約10年前(もうそんな前になるんだー!ショーック!!)
当時は冷たいお酒しか知らなかった自分に、
「もっと日本酒の世界は広いよ」と教えてくださった方であり、
鳥取の酒蔵見学でも幾度となくお世話になった方でもあります。


それにしても…

倉吉に「赤瓦・白壁土蔵群」ていう観光地があってよかったー。
この ”表向き” が無かったら、
ぶっちゃけ師匠に会いに行く言い訳を探すのがもっと困難だったに違いない。


そんなわけで、お世話になった観光地もちょっぴりご紹介。

この一帯は「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されているので、
観光バスや観光客が停められる駐車場もいっぱいあるし、
朝からけっこう人も居るのだけど、それなりに渋い。

とってもこぢんまりとした一帯で、
江戸時代の終わり頃から昭和初期までの伝統的な建造が並んでるのが見どころなのかな。



もちろん、その建物を利用したお店もいろいろ。
元帥酒造本店 だったり・・・



桑田醤油醸造場 は醤油の良い~かほり。


下から建物を見上げると分からないのだけど、ちゃんと屋根は赤瓦。


観光客に分かりやすいように、
歴史的建造物の中でもメインな建物には「赤瓦○号館」って札が。


そして、小さな小さなちい~~さな小川の「玉川」沿いに白壁土蔵が。





団体ツアー客も来ていたので、さりげな~く寄っていって
ガイドさんが説明しているのを横から聞いてみる(笑)。

「この玉川は栄養価が西日本でも一番高いとかなんとかかんとかで、
鯉が増えたんだか、よそから持ってきたんだか何とかかんとか」
とゆっておりました。(ホント?!)


玉川沿いにある「赤瓦一号館」。もともとは大正時代築の 醤油の醪蔵 だったんだそう。

でも残念ながら、今はその面影はなく、
中に入ればふつーの「観光客向けのお土産屋さん」。


この玉川を、賑やかな界隈からちょっと外れの方まで歩いていくと・・・



おおーなかなか良い眺め♪

本当はもっと「赤瓦」が見えるように上の方から撮った方が良いんだろうけど、
私の身長では限界。(相方に撮らせたら、まったくセンスないし)


早足で回ったらたぶん30分くらいで見終わってしまえるくらいだけど、
ゆっくりゆっくり、色んな路地に入ったり、入ったり来たり。


そうして、ランチに何となしに入ったお店が、なかなかアタリ♪
「赤瓦五号館」とされている 久楽 (くら)。


1Fは雑貨屋さんだけど、2Fにあがると、なんだかいい雰囲気。


席数はそんなに多くなく、だからまったりできるというか。


置いてあるものも、今となっては珍しいレトロなものばかり。





ほんとは、ここは珈琲が美味しいらしく、自分で珈琲豆を石臼で挽けるんだとか。

でも、我々ランチの目的はこの ぴん麺


ほっかほか~!カメラのレンズが曇る~。


コラーゲンたっぷりらしく「ぴん麺」というネーミングも「お肌ピン」から?!

でも確かに出汁は美味しい!
基本の「鶏ガラ」味の他に、味噌味、カレー味の3種類あって、
私は味噌、相方はカレー。

最初はきしめんみたいな平打ちのうどんが煮込まれた状態で登場。

でも出汁を食べ尽くすために、
うどんの後に、白いご飯を入れて、卵でとじる。

薬味もいっぱい付いてて、なかなか満足~。

特に、脇に添えられてたこのお漬物がイイ塩梅。

「瓜系なのはわかるけど…なんだろう?」
と思って帰り際に店員さんに聞いてみたら「スイカの漬物」だそう。
なるほど~。
鳥取といえばスイカが有名だもんな。


さあ~~~、って、と。


もー、こんだけ観光したんだから、文句あんめぇ!!!

この後、いよいよ師匠に会うんだ~~~い!!

いざ! 山枡酒店へ!!!








…と言いたいところなのだけど、この日は定休日でして。
(拍子ぬけ?(笑))

もちろん事前に連絡は取っていたので、
師匠がこの赤瓦まで来てくれて、ベンチ周辺で落ち合うことに。


ということは。

そう。。。

お店だったら、またいつものごとく「車で待ってる」という相方だったろうけど、
そういうわけにもいかず、なんとなんと。

師匠と相方、初めてのご対面~~~!!

いやーーーまさか、とうとう、こんな瞬間が来るなんて。

なんだかちょっぴり照れくさいというかなんというか、
私までドキドキしちゃった。


ま、でも、案の定(?!)、
最初と最後の挨拶以外、会話を交わさなかった2人ですが。あはは(笑)。


私は私で、師匠に会えてほんっとに嬉しい~~~(>_<)!

関東に住んでた時はぶっちゃけ
「こんな小さな子供が居たら、鳥取まで会いに行くなんてあと何年出来ないんだろう?」
って思ってたから、
まさに ”神戸への引越し” さまさま。



赤瓦で立ち話して

車を停めた打吹公園の入り口まで一緒に散策して

池のそばでしゃがんでしゃべって

ムスコも抱っこしてもらって。


時間にしたらほんの小1時間程度だっただろうし
他愛のない会話だったかもしれない。

けど、
今の自分にとっては、それだけでも、もう十分嬉しい楽しいひとときでした。。。



ちなみに。
確かに相方と師匠、全く会話はしなかったけど、
相方、最後の最後で ”良い仕事” しました。

駐車場で師匠に見送られながら、車を発進した数秒後。

車内のベビーシートでギャン泣きするムスコを相手にしばしワタワタしてたら、

「おい、後ろ。手、振ってくれてるぞ」と。

振り返ってみると、
小さくなった師匠がこちらにまだ手をふってる。

思わずベビーシートに覆いかぶさって、
窓から身を乗り出して手をふっちゃった。


ほんっとに来れてよかったな。。。

師匠もお休みの日に付き合ってくれてありがとうございました。

また会いに行きたいなぁ。




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4 コメント

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Unknown (庄助)
2015-03-16 10:37:55
朴訥なご師匠とシャイな殿との風景が想像できるようです。
ぴん麺知りませんでした。鶏ガラ味は塩なんでしょうか?
うどんの後にご飯を入れるのも初めて聞きました。
スイカやメロンの間引きの漬物は最近よく出くわすのですが、、、。
返信する
◆庄助さん (まき子)
2015-03-16 13:38:39
いやむしろ師匠が気を遣ってくれて、
様子をみててくれたんだと思います。

「ぴん麺」は、いやいやそんな有名なものでもないと思いますよ。
こちらのお店のメニューなだけだと思います。
うどんの後におじやってのも、なんが面白いですよね。
これも関西圏の文化なのかなぁ。

スイカやメロンの間引き漬物もそうですが、
間引き人参、大根、その他の野菜や
スプラウト、豆苗など、そういう野菜がここ数年で
どっと市場に出てくるようになりましたね。
返信する
そうか (群青)
2015-03-16 20:47:46
これは、次回行くときの理由を考えねばね! 笑

実際、赤瓦、白壁土蔵群は相方君には好評だったの?

土蔵は白い部分は塗り直したんだろうけど、木の部分が年季を感じさせるね!

すいかの漬物なんて言うと、誰かのかじった後の?なんて聞きたくなるね? 笑

携帯で見た時、「何処が日本海だよ?空しか見えねぇ・・・」って思ったけど、何とか見えるんだね! 笑
返信する
◆群青さん (まき子)
2015-03-16 21:26:07
赤瓦は可もなく不可もなくって感じでした(笑)。
でも2度目はないかもしれない・・・
一度会ったことある人には比較的打ち解けやすいので、
次回の言い訳は純粋に「この前は定休日だったから、こんどは営業日に行きたい!」にしよっかなー。

冒頭の写真は、いやぶっちゃけ見た目は空しか見えないかも~。
目視だと海岸線まで見えたんですけどネ。
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