初めての『ルミナリエ』に思うこといっぱい

行ってきました ルミナリエ！

初めてかも。

いや、ルミナリエを見るのはもちろん初めてなのだけど、
”イルミネーションを見るがために人混みに挑む”
なんてこと、今まで無かったもんなぁ。

東京の花火大会とか初詣とかも、
楽しさよりもストレスの方がいつも大きくて、
いつからか近寄らなくなっちゃってた。


でも、神戸に来てまだ3ヶ月、
なんだかまだまだ”おのぼりさん”状態で
「せっかく来たんだし、一度は見てみるか！」と。


しかし。。。どんだけ混むのか・・・？！

地元の行きつけのお店でいろいろ話を聞いたり、
昼間に下見にも出かけちゃったり。

いづれにしても、何気にやる気満々。（笑）


そんな 初日 。

まずは様子を伺うためだけに、
コースには入らず周囲からリサーチ。

んが！！なにこれ！！ガラガラじゃん。


後々知ったのだけど、
過去のデータとかを見ていても初日は空いてるんだとか。


そんな中、向かった先は事前調査していた 市役所 24F 。

この前もチラッと書いたけど、
市役所の24Fは無料で開放されている展望室があるのだ。


いつもより多めの人出だけど、
初日の点灯時間18時でもこんな感じで、いたって普通に眺められる。


その上からの景色がコレ 。

わおおーー！！！　きれい！！
周りが暗いだけに、光で浮き上がってる姿には、
何気に感動しちゃった。


ちょっとアップ。

上から見てても、人がそんなに居ないのがワカル。
こりゃあ来年、もし行くとしたら、初日だな。


---　さてさて、日をまたぎまして ---


やっぱりちゃんと ”光の回廊” を通って間近で見なきゃ！

ということで、翌月曜日に再訪。

ただルミナリエを見るだけじゃなく、
そこにたどり着くまでのリポートなんぞを（笑）。


まず。

ほんっとに道路を 完全封鎖 してる。
そして大量の警備員による 途中からの侵入 ＆ 逆走の撤廃！

「こんなに警備員、必要～？！」っていうくらい物々しい雰囲気。

知らなかったのだけど、光の回廊にたどり着くまで、
人の渋滞を流すためにものすっごいぐるぐると歩かされる。

なので、途中で侵入したくなる人も居るんだろう。


もちろん、ルミナリエ以外の目的で歩いてる人もいるので、
そういう人たちを縦断させるのも警備員。

みなさん、メガホンで怒鳴りまくってます。


ちなみに。
行きつけのお店でリサーチしてた時も聞いたけど、
ぶっちゃけルミナリエは、ここ地元のお店からは大ブーイングなんだそう。

「なんでかな～？観光客が増えたら売り上げも増えない？」
と思ってたら・・・


なるほど、実際に歩いてみてわかった。

我々観光客は、
ルートに一旦入ったら、ひたすら前に歩くしかできない。

柵を越えて出たり入ったりできず、
目と鼻の先にあるショップや飲食店で「ちょっと休憩」ということが不可能。


人は増えても、お買い物や飲食をするお客さんは激減。
クリスマスの書き入れ時に売り上げ激減。
なのに、トイレだけ借りにくる人が倍増。


その被害を被ってる大丸さん、この時期、水道代が2倍に跳ね上がるそうで（汗）。


もっと地元に還元できるような仕組みにならないのかナ。。。


それにしても、この大丸の横のイルミネーションも綺麗！
あ、でもここはルミナリエじゃないです（笑）。
ここもルートの一つ。
道路の両脇に柵があり、そこを越えて「ちょっとお買い物に寄り道」はできない。

ここを越えて、さらにてくてくぞろぞろ歩いていくと。。。




おー見えてきた！




うはあああ！！　これはきれいだ～～～！！！


みんな、さすがにココで立ち止まって写真を撮るので（かく言う自分も）、
それまでスムーズだったルートも、ここはごちゃっとしている。

ちなみにiPhoneで撮ると、ちょっと色味が青い。


実際の色目は、デジカメとiPhoneの中間くらい、もちょっと黄色が強いかなぁ。

この ”光の回廊” の下を歩いていく。みんなキャイキャイはしゃいでる～。


月曜日のせいか、人はそんな居なくて、とってもスムーズ♪ よかった！



回廊の中に入ると、両側の柵はさらに背が高くなって厳重。

向こう側を歩く人はほとんどいなくて、ぶっちゃけ閑散としてる。
そりゃあ・・・売り上げも落ちちゃうかもなぁ。。。


この回廊を越えると、いよいよ 東遊園地 。



おっきーーーい！！

スパッリエーラ「アラベスク」というネーミングだそう。






さすがに初日に展望室24Fから見たときのようにガラガラではなかったけど、
それでも、別に寿司詰めになるほどではなく、
ムスコを抱っこしてても身の危険を感じるようなことはありません♪












東遊園地には屋台も出ている。

でも混み混みすぎて並ぶ気になれないし、
人が多くて落ち着いて食べられる雰囲気でもない。


と、こんな感じでルミナリエ初体験は完了～！

いやぁ、綺麗でした。

電気代すごそうだけど。

写真撮ってて思ったのだけど、
普通、イルミネーションって写真に収めようとすると上手くいかないのに、
ルミナリエはなんの設定なくともけっこう綺麗に撮れる。

そういう風に計算して作られてるのかなぁ～。


あ！そしてもう一つ思ったこと。

こんなに綺麗なんだから、
みんな立ち止まって写真撮りたくなるに決まってる。

というか、みんながこうやって写真を撮ってWEBにアップしたりするから
観光客も「行ってみよう」って思うんじゃないんかな。

なのに大量の警備員はただひたすらメガホンで
「撮影はご遠慮ください！」
「立ち止まらずにお進みください！」
と一点張り。

無理に決まってんじゃん。。。
そーじゃなくってさ。。。

…とか、いろいろ思っちゃいました。


「阪神淡路大震災の鎮魂の意」が込められていて、
”忘れないようにしよう” というのはとっても大切なことだと思う。

でも、地元の人たちに大ブーイングなのは、
これだけ電気代や人件費を使って感動的に作り上げているだけに、
なんだかもったいない気がする。


目的が「都市の復興・再生への夢と希望」であるならば、
もう十分に復興した神戸から、例えば福島にそのまま持っていって、
「忘れないためのイベント」は、もっと地元に貢献できるものにするとか。

何かやりようはないものかね～～～。


と…たかが一市民の戯言ですが（笑）。

いやいや、ルミナリエ自体は本当に綺麗です。