名古屋でとあるお店をやっている店主・シゲちゃんと、久保本家酒造の蔵人・小森谷さんが、
「なごやって、そいえば、どぶ会議をやったことがないじゃん。」 と
と、今年の3月に初めて名古屋で行なった どぶ会議 。
みんなと 「“にごり”も燗にできるんですよー!」 って、とっても盛り上がったので、
“じゃあ次は、秋に、ひと夏越したどぶを味わってもらおう!” と言っていたのだけど。
数ヶ月前、店主のシゲちゃんから、
「うちの貯蔵庫の整理しとったら 睡龍 涼 H17BY が大量に見つかったんだわぁ!!」 と、
喜びの電話が。
これはこれで、お酒の会、やってみたくない?!と盛り上がってしまい、どぶじゃない澄み酒だけど、
なごや どぶ会議 “番外編” って感じで、秋の前にやる?? ということに。
またまた、なぜか東京にいる自分が(笑)、名古屋近辺にいる友達たちに声をかけて、
またまた、このためだけにココに来ちゃった。
イチゲンさんお断りのお店なので店名は出せないけど、
お店の中は、とっても家族的な感じで、シゲちゃんが扱う食材も超一流。
いつも 「お客さんが妥協を許してくれんもん、僕もそれに応えなかんし。」 と・・・ステキです。
そんなシゲちゃんが今回、お酒に合うように用意してくれたのは、
夏野菜と鱧しゃぶ とのこと。
楽しみ楽しみ♪
前と同じ形式で、1人4合瓶2本を、好きなように飲むように用意されてる。
でも14人のお燗番は・・・小森谷さんが都合が悪くて駆けつけられなかったので、
なんとまぁ頼りない自分(>_<)。
ちゃんとできるかなぁ・・・飲みだすとスグに忘れちゃうから、気を付けなければ・・・。
と、テーブルに置かれたラベルを見ると。
んんん?!?!
ラベルが、なんかカワイイーんですけど(笑)!!
これは、シゲちゃんのお店のオリジナルラベル。
曰く、
「ヘビは加藤杜氏で、僕がグルグル(=睡龍のラベル)に、杜氏に首絞められとる図」 だとか。
どんだけイジメられとるんすか~(笑)。
では。
そんなお酒たちの冷や(=常温)をお猪口に注いで、かんぱーい!
2回目のどぶ会議“番外編”スタート!
最初のおつまみから、さっそく野菜いっぱい。
茄子の山芋かけ と 里芋&椎茸 。
そして、この 蕪 が、また美味しい!!
(最初、早とちりしてしまい、フランスから届いた蕪かと思っちゃいました(汗)。修正しました~)
先日、情熱大陸でも取り上げられたのだけど
パリの郊外で、日本人の山下朝史さんが作っている 奇跡の蕪 の農家で修行した方が、
今は長野で「あーでもない、こーでもない」と研究して作っている、まだ研究中の蕪だそう。
パリの一流シェフが求めても手に入らない、その蕪の味を知っている農家さん、
頑張ってるんだろうなぁ。
蕪は外側をさっと茹でただけで、中はほとんど生のまま。
一口かじると・・・あま~~い!!
蕪って、こんなに甘かったっけ!? そして、ものすごいみずみずしくて・・・
こんな食材を、あんな安い会費に用意してれて、シゲちゃんに感謝です(>_<)!!
続いて イサキの焼物 。
魚は、普段は骨まで食べられるものだったら、ばりばりいっちゃうけど、イサキはさすがに・・・
と思っていたら、目の前の飲み友達は、歯茎から血を流しつつ、かじっている(笑)。
だ、だいじょうぶ~~?!
と、こんな風に、お料理を楽しみつつも、
なんとかやってるお燗番は、みんなの声に助けられてました。
今回集まってくれた中には、前回と同じく心強い aonami24さん だったり、ヘムとホーさんが。
そして、高校の時からの親友が新たに連れてきてくれたのは、
まだ新入社員だったり、20代の“これから”な人たちばかり。
温度が変わると、香りや味わいも変わるのを楽しんで欲しくて、
ぬるめだったり、熱めだったり、あっちんちんにつけて燗冷ましを楽しんでもらったり。
「ぬるいのと、熱いのと、どっちが好み? さっきのと今のと、どう?違う?」 と、
いろいろみんなに聞きつつ、私も一緒にお燗のやり方を勉強させてもらいました。。
さて。
お料理はメインの 鱧しゃぶ !!
まずは、うす~くスライスされた玉葱が投入。
これが後々、重要な役割となる。
具材は1人一皿、こんな感じに盛られるのだけど、追加で鱧だけのお皿も出してくれる。
鱧がこれまた!!うんま~~い(>_<)
なんて、もっちりした鱧なんだろう。
しゃぶしゃぶした鱧だけでも美味しいし、
トロトロになった玉葱と一緒に食べると、玉葱の自然の甘みが素材を挽きたてて、ウマさ倍増。
そして、鱧から出た出汁を吸い取った玉葱や椎茸だけを食べてもまた・・・。
途中で水菜も加わり、その繰り返し。
他にも、 鱧のもすり(胸あたりの身)や、卵のおいしさに感動したり。
はーもータマリマセン(>_<)!
お酒がどんどん進む~。
そして、自分のペースが上がるにつれ、
みんなのお燗を、たま~に “あっちんちん” につけちゃう自分(汗)。
でも、その燗冷ましがまた美味しいから・・・
頼りないお燗番な自分、まっとうな久保本家酒造さんのお酒に助けられちゃってます。
こうして、美味しい出汁の出切ったお汁に、
シゲちゃんが、ひと鍋ひと鍋の出汁の具合をチェックして、それぞれ醤油(かな?)を加える。
〆のうどんを、その出汁でいただくのだ。
本日の集大成!!だなぁ。
そして、とっても嬉しかったのは、盛り上がっている真っ最中に、
久保本家酒造は加藤杜氏と小森谷さんが電話をくださったこと!
自分が受話器を受け取ったけど、お話してる時に、
周りのみんなの 「こもりやさーーーん!!」 っていう声援、電話の向こうに届いたかなぁ?!
初めての睡龍だったり、初めてお燗の温度の違いを楽しんだみんなも、
そして、もちろん、お燗に馴染んでる友達たちも、
「本当においしかったです!」 って言ってくれる、その気持が、とっても嬉しい(>_<)!!
美味しいお酒と、
美味しい料理を出してくれるシゲちゃんと、
集まったみんなのおかげで!
また楽しい時間が過ごせました♪
ありがとうございます!
最後に。
今回のメンバーみんなからのメッセージ。
小森谷さーん、またお会いできるの、楽しみにしてまーす!!
by なごや どぶ会議 メンバーみんな
ほんと、みんなファンになっちゃって(笑)。
どぶ会議秋バージョンをやるとしたら、
秋に2回も名古屋に帰るのが、ちょっと厳しくて…
なごや燗酒祭も行きたいんですけどね~~~
今回も、ヘムとホーさんに来ていただいて、
嬉しかったです♪
また、一緒に飲みましょうね~!
あのカブは本当においしかったです。
9月5日は名古屋においでですか。
まき子さんの計らいでいろんな輪が広がりました。ありがとうございます。
このラベルは「龍睡」って逆に書かれてましたね~。
秋の造りに入る前にやりたいです。
そうなると、なごや純米燗と重ならないようにしないとなぁー。
新しいレンジャー候補、お待ちしています♪
また直前で人数変更となりお手数おかけしました。
燗で美味しい睡龍(龍睡?)と蕪・イサキ・鱧しゃぶ、そしてお酒が好きな
皆さんと楽しい時間を過ごさせて頂きました。
また秋に開催されるころには元気になった小森谷さんにもお目にかかれたら・・・
と存じます。
その際は新しい隊員候補も連行?するつもりです。
遅くなりましたが、御礼方々ご挨拶まで。
P.S.前回のどぶ会議は「今年の3月」だったような・・・
お店のシゲちゃんは坊主頭なのです~。
行けるお前に乾杯
気持ちはとってもわかるんですが、
やっぱり痛そう・・・
大阪なら1時間で来れますもんね!
気が回らなくてごめんなさい(汗)。
また秋ごろに考えてるので、その時はぜひ♪
鱧しゃぶもそうですが、
前回の豚肉のときも玉ねぎが大活躍でした。
これ、自分ちでのなべにも活用できそうです♪
なにかと、しゃぶしゃぶには玉ねぎで。
でも、実物?!は、もちょっと恰幅いいですよ♪
カブをわざわざフランスで・・・というより、
日本の土壌が良くないから、海外で研究して、
いつか日本に持ち帰りたい、と考えてらっしゃるみたいです。
もともとはフランスで盆栽をレストランにレンタルしていた事から始まったそうな。
久保本家さんの電話は本当に嬉しかったです!
逆を言うと私みたいなお燗番で心配されてたのかも(笑)
私もみんなに助けられて、とっても楽しい時間が過ごせました。
あ、あと睡龍にも!
お酒がちゃんとしてるから、
“テケトーお燗番”な私でも美味しく飲むことができたというものです(笑)。
みんな、ホントにまた会いたがっていました♪
なごやどぶ会議、またちょこちょこやるので、
その時はお声がけしますね!
前回も来ていただいたので、心強かったです。
蕪を生で食べてあんなに美味しく感じたのは初めてでした。
イサキも美味しかったですね~!
低温で1時間以上も揚げると、
骨まで食べられるようになるんですね。。
それはまた美味しそうです♪
中津って鱧が郷土料理なんですね~。
変に高くなく、お手ごろ価格で鱧が食べれそうですね!
うお~!!
名古屋なら新幹線で1時間でいける!
おいらもいつか呼んでくれ~!!
はもシャブにたまねぎを使うなんて
さすがプロの店ですね~。
はも大好き大阪人にとって涎ものです!!
お燗番、お疲れ様。
似てるのかな?
料理も美味しそうだね。
カブをわざわざフランスで作ってる人がいるんだね。
向こうの土壌が適してるのかな?
イサキの骨にトライしたのヒロリンなんだ。 笑
私も相当歯がいいけど、これはやらんと思う。笑
久保本家さん、会議途中で電話くれるなんて良い人達だなぁ!!
また今度、しげちゃんの垂涎のお料理にあわせてお燗をしてみたいです。
皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
ありがとうございます。感謝です。
蕪の扱いは新鮮でした。サラダ扱いのようでした。
イサキはこの時期最高に美味しいです。
若い頃鳥羽の答志島の民宿で、刺身に出来るような
大きなイサキを中華の鯉のから揚げのように
揚げて、甘酢あんかけで骨ごと食べさしてもらいました。
低温で1時間近く揚げたそうです。
USAの隣のJR中津駅(一万円札の福沢さんの田舎?)には大きな鱧が水槽で泳いでいます。
鱧は中津の郷土料理です。いくつかの割烹・日本料理店で競い合っています。
あのカブよりも、もっと美味しい奇跡の蕪がフランスにあると思うと、
ますます悔しい・・・?!
でも、フランスで研究したら、また長野で美味しい蕪を作ってほしいよね。
それにしても、イサキの背骨を食べていた執念には感服(笑)。
蕪、思いっきり勘違いしてました。
でも山下さんの農園で修行した方が作っているので、
それに近いものなのでは?!
だって、本当に美味しかったんですもん~。
東京では、色んな居酒屋さんがメインでどぶ会議をやってくれるので、
今度はお燗番ではないときに、まったりとどぶを飲みにいきたいです(笑)
あんなに美味しいカブがフランスにあるなんて、なんか悔しい・・。
イサキの骨、尻尾は手ごわくて断念です。
ある意味、これも口の中に刻み付けた感じで(笑)
やはり良い子はマネしない方が良いみたい。
あの蕪が食べれたなんて幸せ者です!
どぶの懐深さに皆さん喜んでくれたようですね。
こちらでもやりたいですね!