まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

初降車!JR久留米駅の周辺散策

2023-10-26 16:26:11 | 国内旅行

いつも、朝、起きるのは5時くらいなんだけど、4時半に起きた土曜日の朝。

メンズの朝ごはんを作り置きして、わん子の散歩とか、できるだけの家事をやって、まだメンズが寝てる6時前に、静かに家を出て新幹線に乗る。


到着したのは、JR久留米駅 でーす!


東京にいた頃からの仲良し先輩と、佐賀の「ふるかわ」さんに一緒に行こう!ってことになってまして、久しぶりにメンズを家に置いての一人旅。

いや、現地でみんなと会うから、一人ではないんだけどね。

東京の先輩たちは朝イチの飛行機で羽田から佐賀空港、からのレンタカー。
最初の目的地が久留米の「杜の蔵」なので、新幹線で来る私をJR久留米駅でピックアップするってことで、初めてJR久留米駅に降り立ったわけです。

初めての久留米駅なので、待ち合わせ時間の新幹線、2本くらい早めにきて散策することに。

事前にいろいろ調べてて、要チェックやー!その1、駅のステンドグラス

今から10年くらい前なのかな?
駅を新装するってことで、久留米の大丸硝子の月成守康さんが手掛けたんだそう。








西口と東口を繋ぐコンコースの天井にもステンドグラスがあるのだけど、天井のはライト使うのかな、この日はまだ光ってない、残念。


新幹線が停まる駅だから、さすが、観光案内所、兼 お土産屋さんがある。


久留米ってなんで河童が有名なの?

って調べたら、久留米って、いーーっぱい河童の伝説が残ってるんだね〜。


お酒売り場も要チェックやー!


賑わってる東口の方に出ると、さっそく目の前にドーンと現れるのが
からくり太鼓時計


"からくり儀右衛門” とか “東洋のエジゾン” っていう異名を持つ発明家で久留米出身の 田中久重 の作品「太鼓時計」をモデルに作られたそう。


8時から19時まで、1時間ごとにからくりが動き出すってことで、10時にスタンバってみる。

ちなみに、10時のメロディは チェッカーズの「涙のリクエスト」
チェッカーズって久留米で結成したの、初めて知った。

定刻になると、文字盤が裏表クルリンパして、出てきましたー!

「やあ!これはこれは皆さん、ようおいでくださった!わしは、からくり義右衛門とか東洋のエジソンとか言われておる、久留米生まれの田中久重じゃっ!」
って元気なおっちゃんの声。
田中久重の発明品をいろいろ紹介してくれる。

実は、先輩たちと待ち合わせが11時で、ちょっと遅れて来たから11時のも見ちゃった(笑)。
でもねー、その時、残念だったのがねー、、、
どっかの政党の演説がこの広場でやってて、そのおっさんのマイク音声で、からくり時計の声がぜんっぜん聞こえなかった。
時計の写真を撮ったり、私みたいにからくり時計の声を聞こうとして見上げてる人もそれなりに居るんだからさー、空気読めよなー。


同じ東口にあるバスのロータリーには とんこつラーメン発祥の地 というモニュメント。


当時、関東で流行ってた支那そばと長崎ちゃんぽんを掛け合わせて作った、白濁したスープのラーメンを提供してたのが、久留米の屋台「南京千両」。

その10年後、屋台の「三九」のお母さんが、店主が留守の間にうっかりグツグツ1時間、強火で煮込んじゃって生まれたのが、今のとんこつスープの元になったんだそう。


小さなモニュメントだけど、写真、見えるかなー。
人の姿とか、その後ろの棚にもラーメンのお皿があったり、細部まで表現されてる、すごー。


同じく東口、一般車の駐車場とかがあるロータリーには ゴム産業発祥の地 のでっかいタイヤのモニュメント。


愛知といえばトヨタ、みたいな感じで、久留米といえばゴム、なのかな。

今でこそいろんな会社があるけど、昔はゴム産業の工場がいっぱいあって、街もゴムの匂いがしてたんだって。


さてさて。
まだ時間はあるので、西口の方も散策。

駅から100mくらいの近いところにある 坂本繁二郎 生家 へ。

坂本繁二郎は、近代洋画の巨匠だけど、坂本家は代々、久留米藩に仕えた武家だったんだそう。


この生家は、久留米に唯一残る武家屋敷で、市指定の有形文化財。

屋敷の中に入るのは210円かかるけど、屋敷の庭を散策するのは無料🎵



かっこいい〜!素敵!


ちなみに、2006年に一度、丁寧に解体して調査した結果、江戸後期に建てられたものってことが判ったらしい。


屋敷も素敵だけど、庭がとってもいい〜!
手入れもちゃんとされてて、The お屋敷、って感じ。


その敷地内に、厨の地蔵菩薩彫像板碑 なるものが。
googlmapにも載ってる。


古いから風化したのか、元々なのか、すごい浅い掘り。


“本来は、御井町に現存する厨山安養寺の寺内にあり、高良山門前町として栄えていた府中の市恵比寿として祀られていたと伝えられる。府中から東合川町字上へ移された時期は不明である。” 

“地蔵菩薩は、現世利益のほか、死者を救済する仏としても信仰され、平安時代以降、盛んに造立されています。”
地蔵菩薩はわかるんだけど、なんで料理に関する「厨(くりや)」がついてるんだろう?
どなたか、わかる方、教えてくださーい。


ここから、またすぐ近くには 日輪寺古墳 が。 

“この古墳は全長約50mの前方後円墳で、現在は径約22mの後円部と前方部の一部を残しているのみです” ってあるんだけど、どれが古墳かよくわからない…


とりあえず史跡だけ写真を撮ったんだけど、あとあと調べると、この奥がその古墳だったのかな。「なんか倉庫みたなもんがある」って思ってしまったけど、どうやらそこが石室を覆う覆屋だったみたい。あは😅


坂本繁二郎と日輪寺古墳の間に綺麗な小さな公園があって、保育園時とか幼稚園児かなぁ?いいお天気の中、気持ちよさそうに遊んでて、見てて気持ちいい。

自転車に乗ってた6歳くらいかなぁ、男の子が、すれ違い間際に「こんにちは!」って声をかけてくれたりして、なんだかほっこり。

これだけ散策しても、まだ30分くらい待ち合わせ時間まで余裕があるから、九州のファミレスといったら!なジョイフルに「初めまして。」

ドリンクバーで時間潰し。


そうそう、久留米駅周辺を散策してると、チャリ乗ってる人をたくさん見かけるんだけど、みんなちゃーんとヘルメット被ってるの!
うちの周りは、義務付けられたけど罰則がない現状、ヘルメット被ってない人がほとんど(人のこと言えないわたしです😓)だから、感心しちゃった。

気持ちの良い2時間散策、楽しんだー!

唯一残念だったのが、杜の蔵の元蔵人・名倉さんが、つい最近、久留米にオープンさせた純米燗酒のお店。
この週末は東京のイベントで出張されるということで…。
また佐賀に来ることになるだろうから、その時に行けるといいな!
(↑そのワケは、またおいおいblogで)

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4 コメント

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Unknown (庄助)
2023-10-26 19:14:57
福岡にも行かれたんですね。^^
久留米駅から500mも行くと佐賀県でしたね。

素晴らしい天気で歴史散歩、気持ちよさそうです。政党演説がなければ、、もっと。

久留米、ブリジストンの創業地ですね。ゴムの街だったんですか、知りませんでした。
蔵めぐり、酒巡り、蕎麦巡り楽しみにしています。^^
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■庄助さん (まき子)
2023-10-26 20:39:46
私の中では、佐賀に通い始めた頃から、久留米は佐賀みたいな感覚があります(笑)
ほんとに近いですもん〜。

久留米駅周辺、侮っていましたが、2時間の散策で十分に楽しめました^^
しっかし、あの演説、バカだなーって白けちゃいました。
10人くらい係員も居たのに、誰も何も言わないで突っ立ってる…ていうか、「からくり時計が終わった後に演説しましょう」とか言ってくれる人、おらんかったのかーい!って感じですね。

そう、久留米でゴムは、元々、足袋作ってた「つちやたび」から始まったそうです。大正に入ってからゴム製の足袋を作る会社「ムーンスター」になったり、今の「アサヒシューズ」、同時は「日本足袋」って会社も、海外に輸出したりとかで大成長したらしいです。

その「日本足袋」がタイヤの試作に成功して、今の「ブリヂストン」が生まれたんだそうです。

足袋 → 地下足袋 → ゴム靴 → タイヤ という産業の流れですね。
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Unknown (庄助)
2023-10-29 15:31:41
>初降車!JR東久留米駅

世界中で誰も降りたことのない駅に降りられたのですね!(笑
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■庄助さん (まき子)
2023-10-29 20:06:49
わあー(汗)
ありがとうございます。
東久留米駅なんてないですもんねー😅
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