梅さんのかわら版.umelog

笛吹市 シャインマスカット

砂遊び

2021-05-31 16:04:52 | 日記・エッセイ・コラム

 はつなつの砂場のままごと遊びかな  高澤良一

夏日の続く中、子供たちにはコロナ禍は関係ない
外に出て、駆けまわり…
砂場でままごと遊び
一日中駆けまわっても、疲れない

今日は、知人から、もうそろそろパーティーをしたいので、
何か考えて…と言う電話があった
巣ごもりも、限界に来ていることを感じる
ワクチンも順調(?)に接種が進んでいるようなので
何か、考えなくちゃ…



白寿の俳句~瀬戸内寂聴

2021-05-29 17:26:06 | 俳句&短歌

瀬戸内寂聴さんが15日で白寿になったそうだ
白寿とは99歳
現在も矍鑠として作家活動をしている

 奥嵯峨や庵主白寿の白牡丹  寂聴

これは白寿を迎えての句だ

奥嵯峨の庵主とは寂聴さん本人で
白寿の白と白牡丹の白が
今までいろいろな色に染まって生きてきたが
今は唯真っ新だと言っているように詠める
格調高い句だ
本当に白寿にふさわしい…

寂聴さんは小説家だが、
2018年に初句集「ひとり」を出している
星野立子賞を受賞

 子を捨てしわれに母の日喪のごとく  寂聴
 御山(おんやま)のひとりに深き花の闇  寂聴

白寿の女流作家として、
これからもますます活躍して欲しい…

プレバト俳句~コーラ

2021-05-28 14:51:12 | プレバト俳句

今回は名人戦 夏井先生にしごかれて、
一段・二段とレベルの高くなった句で、見ごたえがあった

お題:コーラ

5級 現状維持 武田鉄矢
   モンローは真夏の夜の夢コーク・ハイ
 添削 モンローや真夏の夜のコーク・ハイ
3級 1ランク昇格 筒井真理子
 添削無し 老鶯や墓前の莨と缶コーラ
3級 1ランク昇格 北山宏光(Kis-My-Ft2)
   葉桜や融氷の音のグラスより
 添削 葉桜やグラスに融氷のかすか
2級 1ランク昇格 篠田麻里子
 添削無し 夏至夜風余ったコーラで煮る角煮
1級 1ランク昇格 岩永徹也
 添削無し 驀進の棋士は少年青嵐
名人2段 1ランク昇格 ミッツ・マングローブ
 添削無し 短夜やロングアイランドアイスティ

◆永世名人 掲載決定 梅沢富美男
ナイターの売り子一段飛ばし来る

やはり、期待の通り出来が良かった
添削があったのが二人で、後は直しが無い

筒井真理子の 「老鶯や墓前の莨と缶コーラ」
これは、俳優仲間の墓前に手向けたコーラを詠ったもの
やっぱり、作った過程を聞くと俄然臨場感が出てくる
莨(たばこ)と言う字が意表をつくが、この字がコーラと相まって
昭和の懐かしい風景を思い出させる
こう言った自分の人生の一コマを詠むということは大切だ
そして、人にも共感が得られるなぁと思う
筒井さんは、山梨県の甲府市出身…頑張って欲しい


梅沢永世名人、今回の作品は勢いがあっていいなぁ
本当に見たままをそのまま詠んでいる

俳句仲間もよく言うのだが、
こねくり回して、かえって句が分かりにくくなってしまう
新鮮さに欠けてしまう…初心者の頃は素直でよかった
この調子で次も期待したいなぁ

茄子の花

2021-05-26 23:58:54 | 俳句&短歌

茄子苗を抱えて噂持ち歩く 廣瀬直人

今年も茄子を植えた
茄子の花はとても可憐だ

5月の句会に茄子の花の句を出したところ、最高点を頂いた
umeさんは、茄子の花が大好きで、
この季語で一句作りたいナと思っていた

茄子の花母のしづかな箸づかい  ume

この句の場合は、中七と下五が先に出来て
季語を何にするかと言う時に、
母には茄子の花があっているなと思い浮かんだ

我が句会では、自分の選んだ句について一言選評をするのだが、
みんな、季語の茄子の花が良いという評だった

廣瀬直人先生には茄子の句が多い
 一畝の茄子の木を積み火を放つ  直人
 茄子苗の紺を束ねて山路ゆく  直人

茄子の花ではこんな句も

 貧しさの詩とはならぬ世茄子の花 片山由美子

母は茄子の花のような人だった…





桑の実~蚕影山

2021-05-25 15:34:37 | 俳句&短歌

6月の水曜句会のお題は「桑の実」
今日の毎日新聞に桑の実で作るプリンが載っていた
今日は桑の実にまつわる・は・な・し・

ある程度の年齢の人は、桑の実を食べたことがあるだろう
桑苺とも言われ、とっても甘い

かって、扇状地には桑の木が植えられ
どこの家でも、養蚕をしていた
大きな養蚕農家は、1階は住宅で2階以上は蚕を飼っていた
当時は、これが大きな収入源だったのだ
養蚕農家は蚕を育て繭をつくり、その繭は糸取り工場で糸にする
小説「あゝ野麦峠」はこの糸取り工場が舞台だった
副題は「ある製糸工女哀史」
大竹しのぶ主演で映画にもなったナ
とっても哀しい話だったような気がする
又、この本読んでみよう…

皇居では今も蚕が飼われていて
以前は美智子妃殿下が桑を与えている映像を見たことがある
今は、雅子妃殿下が後を継いで、桑を与えているのだろう
それほど、蚕は大切にされてきた

桑の実は「かみず」とも言うよ、と先生が言っていた
ちょっと興味を持ったのでいろいろ調べてみると、
各地に蚕をまつる石碑があることが分かった
「蚕影山」こかげさんと言うらしい
検索すると、なんと、いつも通っている道沿いに
その神社があるではないか
今度、行ってみよう…

桑の実の季語から、養蚕と言うかっての産業
そして、それを祀っていた神社に行き当たった
桑の実のなんと奥が深いことか…
この俳句、心して作ろう

葡萄の花~俳句時評

2021-05-24 15:01:58 | 俳句&短歌

角川「俳句」の4月号は保存版と言ってもいい
現在俳句時評④で、
西村麒麟が書いている葡萄の花は必見である

西村麒麟は、1983年生まれの若手俳人で
メキメキと頭角を現し、新人賞や角川俳句賞等総なめしている

このページを開いた時、
何事が起きたのかと思うような書き出しだった
どうやら、リストラにあったようだ
職を無くし、どうやってこれから俳句を作っていくのだろう
そんな中での今回の執筆

結社誌「ホトトギス」と「雲母」の時代から紐解き
飯田龍太、福田甲子雄、廣瀬直人について書いている
「僕は甲子雄俳句が優れているのは、
生や死に対して敏感に反応出来る確かな手腕と、
その詩情であると思う。龍太俳句の持つ鋭利な部分、
あたたかな人間臭さを濃厚に受けついでいる。」
と、福田甲子雄信奉者として書いているが…

umeさんが注目したのはこの後の廣瀬直人論だ
二人を比べてみて、直人俳句には全く関心が無かったのだが
「もっと早く読むべき作家だったと後悔した」
「くよくよしたところが全くない世界で、
山で深呼吸するような気持のよい俳句だ」
と絶賛している

本当に残念なことに、umeさんが俳句を始めた時には
廣瀬先生は、体調を崩して間もなく白露は廃刊した

今、umeさんはこの直人俳句の元で学んだ弟子の先生に
師事している
最近になって、この師が直人俳句を色濃く継承しているなあ
と感じるような幾つかの句に出会った
それは、見た瞬間に本当に感動したのだが
この西村麒麟の文を読んで、それを意識したかもしれない




プレバト俳句~ケーキ

2021-05-21 14:16:56 | プレバト俳句


お題:ケーキ
1位 才能アリ IKKO 住み込みの夜のケーキの苺かな
2位 才能アリ 塚田僚一(A.B.C-Z) ホールケーキを籠にギア上げ青嵐
 添削 ホールケーキ籠にギア上げ青嵐
3位 凡人 かたせ梨乃 紫陽花の女子会今日はバスチーを
 添削 紫陽花が綺麗ね今日はバスチーを
名人1ランク昇格  ◆千原ジュニア
  とぅるとぅるの求肥に透けている苺
永世名人 掲載決定 ◆梅沢富美男
  夏立ちぬバタークリーム強情で

今回のお題の「ケーキ」は季語では無い
従って、ケーキのある風景の中に季語を入れる
夏井先生がいつも言っているのは、経験は強いということ

1位のIKKOさんの句は、一見して自分の経験を詠っていることが分かる
俳句は侘び寂びの文芸だ

昭和の時代、みんな集団就職で上京し、住み込みで働いていた
給料は当然仕送りをする
残った僅かなお小遣いで買ったケーキなのだろう
IKKOさんのケーキは…
苺が良いね 思い切って高いケーキを買ってみた
想像が膨らむ…

梅沢名人、ようやく掲載決定となった
強情と言うのは、バタークリームにかかる、擬人化だ
今の人には一寸わかりにくいかもしれないナ
バタークリームのケーキを食べたことが無いから
その触感が分からないだろう

umeさん達が子供の頃、
クリスマスケーキは殆どバタークリームで出来ていた
生クリームやチョコレートもあったが高かったと思う
日持ちするので、ケーキ屋さんではいっぱい注文を取って
その日は、店にうず高く積まれていたものだ

そんな時代を生きてきた梅沢名人だからこそ、作れた句だと思う
バータークリームは、生クリームより固いのだ
それを強情と言っている
IKKOさんと同じで、ケーキと言えば、
欲しくても買えなかった時代を思い出すのだろう
umeさんには、よく分かる句だ




全く眠れなくなるオカリナ

2021-05-20 14:09:28 | オカリナ

もう、お腹を抱えて笑ってしまった
チュートリアル の徳井義実のオカリナ演奏

「眠れない夜のためのオカリナ世界の名曲シリーズ」
「ムーンリバー」
この動画を見た時、凄く上手なのかな?と一瞬思った
聴いてズッコケた!

随分長いことオカリナを聴いてきたがこれ程ひどいモノはない
眠れない夜のためのオカリナと言っているので
眠れない夜を更に眠れなくする…という落ちがあるのかナ
徳井さんは、税金滞納で世間から大批判を浴びたことがある
それを思うと、なんだか笑えるけどちょっと哀しい響きもある

この動画で一つだけ褒めたいことがある
オカリナが「AC Triplet i」(赤いオカリナ)」なのだ
徳井さんのはシングル管(単管)だが
友人はこのトリプル管(複数管)を持っている
誰がセレクトしたのか…いい楽器だ

いい楽器でこの演奏…笑わせてくれて有難う!

喧々諤々

2021-05-19 14:20:08 | 新型コロナウィルス

いいのか…悪いのか…
よく分からないが、朝日新聞と毎日新聞が、
予約システムが大丈夫か試したらしい
結果、正しい情報を入力しなくても予約出来たという

このニュースを見た時には驚いた
こんなことを試すのかと
不備が見つかってよかったじゃないかとお礼を言うべき
という野党党首もいる
大新聞は大義名分を翳している

先週あたりは、どこかの首長が高齢者でもないのに
ワクチンを接種したと大騒ぎをした
薬品会社の社長さんは、コネで予約を取り付けたと大批判を浴びた

マスコミは、いったいどうなっているのかナ
どんな理由があれ、どんな立ち場の人であれ
絶対に抜け駆けは許さない
配布は正しくしなければいけないと言っておきながら
今度はその大事なワクチンを架空の人物で予約を試みているのだ
何だか、理解に苦しむナ

喧々諤々
唯々、やかましいとしか言いようが無い…