梅さんのかわら版.umelog

我が家の琉球朝顔~オーシャンブルー

葡萄の花~俳句時評

2021-05-24 15:01:58 | 俳句&短歌

角川「俳句」の4月号は保存版と言ってもいい
現在俳句時評④で、
西村麒麟が書いている葡萄の花は必見である

西村麒麟は、1983年生まれの若手俳人で
メキメキと頭角を現し、新人賞や角川俳句賞等総なめしている

このページを開いた時、
何事が起きたのかと思うような書き出しだった
どうやら、リストラにあったようだ
職を無くし、どうやってこれから俳句を作っていくのだろう
そんな中での今回の執筆

結社誌「ホトトギス」と「雲母」の時代から紐解き
飯田龍太、福田甲子雄、廣瀬直人について書いている
「僕は甲子雄俳句が優れているのは、
生や死に対して敏感に反応出来る確かな手腕と、
その詩情であると思う。龍太俳句の持つ鋭利な部分、
あたたかな人間臭さを濃厚に受けついでいる。」
と、福田甲子雄信奉者として書いているが…

umeさんが注目したのはこの後の廣瀬直人論だ
二人を比べてみて、直人俳句には全く関心が無かったのだが
「もっと早く読むべき作家だったと後悔した」
「くよくよしたところが全くない世界で、
山で深呼吸するような気持のよい俳句だ」
と絶賛している

本当に残念なことに、umeさんが俳句を始めた時には
廣瀬先生は、体調を崩して間もなく白露は廃刊した

今、umeさんはこの直人俳句の元で学んだ弟子の先生に
師事している
最近になって、この師が直人俳句を色濃く継承しているなあ
と感じるような幾つかの句に出会った
それは、見た瞬間に本当に感動したのだが
この西村麒麟の文を読んで、それを意識したかもしれない





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。