6月の水曜句会のお題は「桑の実」
今日の毎日新聞に桑の実で作るプリンが載っていた
今日は桑の実にまつわる・は・な・し・
ある程度の年齢の人は、桑の実を食べたことがあるだろう
桑苺とも言われ、とっても甘い
かって、扇状地には桑の木が植えられ
どこの家でも、養蚕をしていた
大きな養蚕農家は、1階は住宅で2階以上は蚕を飼っていた
当時は、これが大きな収入源だったのだ
養蚕農家は蚕を育て繭をつくり、その繭は糸取り工場で糸にする
小説「あゝ野麦峠」はこの糸取り工場が舞台だった
副題は「ある製糸工女哀史」
大竹しのぶ主演で映画にもなったナ
とっても哀しい話だったような気がする
又、この本読んでみよう…
皇居では今も蚕が飼われていて
以前は美智子妃殿下が桑を与えている映像を見たことがある
今は、雅子妃殿下が後を継いで、桑を与えているのだろう
それほど、蚕は大切にされてきた
桑の実は「かみず」とも言うよ、と先生が言っていた
ちょっと興味を持ったのでいろいろ調べてみると、
各地に蚕をまつる石碑があることが分かった
「蚕影山」こかげさんと言うらしい
検索すると、なんと、いつも通っている道沿いに
その神社があるではないか
今度、行ってみよう…
桑の実の季語から、養蚕と言うかっての産業
そして、それを祀っていた神社に行き当たった
桑の実のなんと奥が深いことか…
この俳句、心して作ろう