大正12年9月1日 午前11時58分。
相模湾を震源とするマグニチュード7.9の大地震が、関東地方の南部を襲いました。
この大震災により花子は無事だったものの、銀座にある村岡印刷は壊滅をしたようです。
何らかの神様のいたずらにより、プロポーズが少し早まったお蔭で生き延びた加代。郁弥の行方がきになります。あんなに盛大にプロポーズしたのですから、これで終わりでは神も仏もないでしょう。
いるだけでホッとする郁弥君は、きっと神も見捨てないでしょう…。
予想通り、蓮子は晴れて自由の身になりました。長かったですねここまでの道のりは…。しかしここからも蓮子には波乱万丈の人生が待っています。それも自分で選ん道ですから覚悟の上で生きていくでしょう、龍一さんと一緒ならたとえ茨の道であっても…。
~~~~
さて、蓮子さんの波乱にとんだ人生を出版しようと聰文堂をやめた醍醐さん。彼女のファッシンは毎回楽しみでした。この時代においては最先端を行っていたのでしょうね。この震災後の大正後期から昭和にかけて、モボ、モガということばが出来て、モダンガールファッションが一世を風靡しました。
そんなものも垣間見られる醍醐さんの素敵な衣装を今日は集めてみました。
大きなリボンが醍醐さんの特徴です。このリボン同じように見えますが全部違います。真珠のネックレスの時はリボンにも真珠が付いています。衣装とリボンの組み合わせが抜群ですね。
これらの衣装は今見てもとても新鮮です。
写真を並べてみると、醍醐さんのバックの持ち方はとてもエレガントですね。この時代はハンドバックよりセカンドバックが主流だったのでしょうか。バックを持つ左手に必ず右手が添えてられています。とても美しい所作です。