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映画「バハールの涙」

2019年03月08日 | 夢を叶える

昨日、映画「バハールの涙」を観た。

これはクルド人の女性たちが子ども達を奪回するために、戦士となってISに立ち向かうストーリー。

カンヌ映画祭参加作品だ。

男性は殺され、女性、子どもは拉致され、男の子は兵士に訓練され、女の子や女性は性の奴隷とさせられる。

3,4週間で飽きて、市場で売られていく。

そんな中でも諦めずに、命からがら逃げ出して、子どもを救うために兵士となって立ち上がる女性の話だ。

 

先日は、どこで知ったか忘れたのだが、フォトグラファー小松由佳さんの「オリーブの丘へ続くシリアの小道で」を読んだ。こちらは内戦で故郷を失ったシリア難民たちの写真集だ。

 

どちらもアラブの人たちの悲惨な現状を世界に知らしめている、大切な報道だと思う。(映画はフィクションであっても)

 

娘の幼馴染が(私の大事なママ友の娘が)今度JICAの派遣でアフリカに行く。それで、観て欲しいと映画を紹介された。

グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜

アフリカはスーダンの、突然内戦で両親を亡くして難民になった子ども達の映画だ。

とても良い映画だった。(2回も観てしまった。アマゾンプライムで観られる)

ぜひ、観て欲しい。

 

どの作品も、幸せに暮らしていた普通の庶民が、内戦で家族を失い、悲惨な目にあう、遠い昔の話ではなく、現実に今も起こっているであろう実話なのだ。

とても心が痛む。

そして、私も何かをしたい衝動にかられる。

 

いつも涙を流すのは、女性と子ども達。

 

「ファクト フルネス」によれば、今の世の中は100年も200年も前に比べたら、格段に良くなっているとの報告だが、確かに、一部で起きている悲惨な現状を目のあたりにすると、そう思えず、90%の人が「世界は悪くなっている」と答えるのだそうだ。

 

確かに、予防接種もすすみ、世界のほとんどの子どもが伝染病で亡くなる数は減ったかもしれない。

受けられない子ども達は数的には数%なのだ。

でも、この数%の子ども達の現状が悲惨であるのだという現実。

 

数の問題でなく、少なくともそこに現存しているということが、問題なのだと思う。

 

私たちは、不自由のない生活をしていて、その現実に目を背けてしまう。

映画の中で言っていた言葉が心に刺さる。「いくら報道しても、みんな目を背けたがる。虚しいと思う。社会は冷たいのよ。でもそれでも、真実を伝えなければ」

 

私たちが出来ることは小さいかもしれない。でも、その1つとして、映画を観ること、本を読むことくらいはできるのではないだろうか。「知ったからどうする」ではなくて、「知ることが大切」なのだから。

 

シリアの難民も、クルド人の家族も、みんな人の好い、普通の親しみのある人たちなのだと分かるだけでも大きい。

 

 



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