素敵な友人との待ち合わせに指定されたのが、銀座の教文館カフェ。
私は恥ずかしながら、銀座4丁目にある教文館のビルも本屋さんも知らないでいた。
だって、そこは夢の国だったのに。
6階に子どもの本のみせ「ナルニア国」があったのだ。
子どもたちに絵本の読み聞かせをしてきていながら、知らなかったなんて!!
一歩足を踏み入れた途端、ふわ~と嬉しさがこみあげてくる。
あ~懐かしい絵本ばかり!
思わず手に取り、新品を購入したくなったのは「からすのパン屋さん」
何十回、いえもっとだと思うけど、家にある「からすのパン屋さん」はボロボロに。
子ども達3人のお気に入りだった。
「あ~これも」「この本も」みんな、母親の読み聞かせ「ピコの会」で読んだ本ばかり。
末娘が小学校1年生になった時に、彼女のクラスで母親の読み聞かせを始めた。そして1年生のみならず、全学年に広げて、会に名前をつけた。「ピコの会」。
その頃は、毎月、ほぼ全クラスに行って、絵本を読んでいた。6年生にも絵本を。
時には、暗幕の中に子ども達を入れて、「あらしのよるに」を実体験しながら聞かせたが、読み手が真っ暗で読めないのにはまいったこともある。
存続20年以上経つ。娘は27歳になろうとしているから。
いまだに「ピコの会」は後輩のママたちが引き継いでくれて続いている。
なんて素敵なことなんだろう!
昔の小学校の図書室は暗くて、殺風景で、とてもそこで子供たちが本を手にして読みたいと思う空間ではなかったと思う。その後時代が変わり、司書の先生も入り、図書室は見違えるほど綺麗になり、とても楽しい空間となった。
本当は、その時点で母親の読み聞かせ「ピコの会」はもうお役目を果たしたのかもしれなかったが、先生のご厚意、学校のご理解でいまだに存続させて頂いている。
現役ママたちが頑張ってくれている。気持ちが引き継がれていくのはとても嬉しいこと。
どこまで続くか分からないけど、頑張って行って欲しい。
今回、ナルニア国で購入したのは、アフリカのことを書いた絵本「ポリぶくろ、1まい、すてた」と「ぐりとぐら」の絵葉書。
この絵葉書で誰にメッセージを贈ろうかワクワクする。
こんな幸せな気分にしてもらった、貴重な出会いに感謝する。
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