至福の一日

同じピアノから、どうしてあんなにも違う音色がでるのだろう・・・

子どもが小さい頃、調律士さんが家に来て、ピアノを鳴らすと、いつもそう思ったものでした。

最近はコンサートに行ってそう思います。

どうして弾き手によって、同じ曲でもあんなに違うのだろうと。

偉大な作曲家は何を思ってこの曲を作ったのだろう・・・、どんな思いをこの曲に込めたのだろう・・・

そんな事を考えながら聴いています。　引き手のピアニストの方の解釈はどんななのだろうかと・・・。

昨日のケマル・ゲキチ氏のピアノ演奏は私にとっては、聴いていて楽しい幸せになれる演奏でした。　相性とでも云うのでしょうか・・・。　私はゲキチ氏の演奏、つまりは解釈が好きなのでしょう。

今回第一番目に弾かれたベートーヴェンの「月光」は、聴いていて、ドイツかオーストリア辺りの古い大学の校舎の外で月を見ながら、窓からこの曲が流れてきたら、幸せだろうなぁ～と思ってしまいました。

うっとりして聴いておりました。

でもやはり彼には、やはりリストの曲が合っているのかなぁ～。　彼のリストを聴いていると本当に引き込まれていってしまいます。

いや、久しぶりに興奮。　帰り際、お客さんの帰られた後、少しお話をしてきました。

初めて多摩に来て、東京でもこんな静かな緑の多いところがあるのかと驚かれておりました。

今度は１０月４日の東京文化会館でお会いしましょうとお別れして来ました。

う～ん、素敵な一日でした。

そうそう、一昨日は子ども達の高校の文化祭に久しぶりに行き、バザーで信楽焼きのマグカップをゲット！　このマグカップで昨日の朝はコーヒーを頂きました。　あ～なんて幸せ！

う～ん一昨日も素敵な一日でした。

何気ない小さな幸せが積み重なって、大きな幸せに。

どちらも至福の時でした。