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柴田トヨさん「くじけないで」に心をもらう

2011年02月11日 | 日記
この数日東京は久しぶりの曇天。 今日など雪の予報です。
富士山がしばらく姿を見せないのは寂しい限りです。

昨夜のTV番組で「柴田トヨ」さんのインタビューを放映しておりました。

柴田トヨさんはくじけないでという詩集を出されて、今や時の人。99歳でもうすぐ100歳のお誕生日を迎えようとしています。

詩は92歳から息子さんに勧められて書き出したとか。

その1編1編が優しさと愛情と人間の気品にあふれていて、読む人の心を打ちます。

99歳の詩人

 (昨夜の番組ではありませんが・・・)

TVで拝見するお姿、お話する内容、お話し方は、どれも99歳とは思えない、凛として元気でユーモアにあふれていました。

本当に百歳ちかいのかしらと思うほど、息子さんとのやり取りもしっかりしたもので、言葉のキャッチボールをしていらっしゃいます。

先程「人間の気品」と書きました。

その意味するところは、その方が裕福な育ちをして得た品の良さと云う意味だけではなく、
(ご本人も言ってらっしゃいましたが、小さい時は一人娘に生まれながらも、家が傾いた為、12歳で奉公に出され、決して幸せな人生では無かったそうです)
どんな辛い環境にあろうとも、人生をまじめに、素直に生きてきた姿勢から出る人間性の品の良さを意味します。

詩を読むと、辛い事もいっぱいあっただろうけど、愛情もいっぱいあったんだなぁと嬉しくなります。

詩のテクニックは息子さんに教わったそうですが、息子さんが「お母ちゃん、言いたい事は後ろに持って来るんだよ、くどくど言ってはいけないんだよ」などと小言を言います。そうするとトヨさんが「この人うるさいんですよね」と応酬するのです。

その言葉のキャッチボールを聞いていて、いいなぁ~と思いました。お互いに愛情があって。

今の時代に親子でこれだけの会話が出来るのは、その事だけでもう「幸せ」な人生だと。

最後に息子さんが「おかあちゃん」という(?)詩をトヨさんにプレゼントしていらっしゃいました。
うる覚えですが、

『おかあちゃん、もうすぐお誕生日だね
お祝いをしようよ

あの世からとうちゃん、じいちゃん、ばあちゃん、仲の良かった○○ちゃん、どこどこ会社の社長の○○さん

みんな呼んでお祝いしよう

司会は社長、おかあちゃんは挨拶をする

・・・・・略・・・私ね、いまちょっと有名になっちゃったの
だからまだみんなの処へはいけないわ もう少し待ってて

僕はおかあちゃんの子どもに生まれてきて本当に良かったよ』
(言葉はちょっと違うかもしれませんが内容はこんなだったと思います)

トヨさんも『ありがとう』と言って涙ぐんでいらっしゃいました。


良いですねぇ~自分の子どもから『あなたの子どもで良かった』と言ってもらえる、また親に『あなたの子どもで良かった』と言える。

これって最高の言葉だと思います。

言える方も、言ってもらえる方もその瞬間、人生『幸せ』になれる魔法の言葉ですね。

あらら、これを書いていたら、本当に雪が降ってまいりました・・・。

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