愛しのロニー/My Dearest Ronnie

LONG LIVE RONNIE JAMES DIO。永遠にあなたを愛しています。

こんな時はロニーのインタビューを。2002年

2011年03月14日 14時18分46秒 | RJD INTERVIEW
日が経つに連れて、被害の深刻さが増しているのが分かります。
被災地は、多くの犠牲者を出し、町ごと跡形もなくなってしまった後に、
これから長い長い避難生活の続くことが明らかです。

余震への不安、別の地震を誘発する恐怖、原発の放射能漏れ、これに付随して電力不足による計画停電。

現実は途方に暮れるほど厳しいですが、同じ映像ばかり繰り返すテレビを長時間見ていると、それはただ不必要に人々の恐怖を煽り、パニックを引き起こすだけですよね。
最新情報は必要だけれど、心が参ってしまっては再起する勇気も失くしてしまいます。

・・・てことで、今日は久々にロニーのインタビューを。
何気に今回の日本の出来事と符号する気がするので。




「宗教について」

俺は死んだら天国や地獄に行くっていうのは信じてない。
業火に焼かれるとか、平安に満たされるとか、
洗礼を受けていない子供は煉獄に行くとかそんなのもね。
誰がそんなことを考えたのか、愚かな奴に違いないね。
俺はそういうことは信じてない。
俺が信じているのは、地獄と天国はここにある、ってことだ。
地獄にするのも天国にするのも自分次第。
善も悪も、神も、悪魔もみんな自分の中にある。
だから俺はどこかに祈りに行ったりしない。
自分の内側に向かって祈ればいいわけだからね。結果は同じだよ。
僧侶に説教をされる必要もないし、尼僧に定規で叩かれることもない。
木の十字架が神だなんて言われても、俺はそうは考えない。
ほとんどの宗教がみんな同じことを言っている。
何が悪で何が善か、それは自分で選択することだ。
そういう俺の皮肉屋の部分が歌詞にも影響しているかもしれない。
自分の信じることを信じて生きてきたからね。
「俺たちは絶望の淵にいる(THE LAST IN LINE)」とか、「地獄と天国はある(HEAVEN AND HELL)」っていうのは、そう思えば自分でそれを創りだすってことさ。
俺が言いたいのは、「この世には王や女王がたくさんいて、人々を盲目にし、夢を奪ってしまう。それが天国と地獄だ(THE WORLD IS FULL OF KINGS AND QUEENS WHO BLIND YOUR EYES AND STEAL YOUR DREAMS. THAT'S HEAVEN AND HELL)」ってことさ。
いい話がくれば天国だと思うし、それが嘘だと分かると地獄なのさ。


☆★☆

実にいいインタビューだよね。
まあ日本人は元々、地獄や天国っていう観念を教えられてないし、
ましてや煉獄って何さ?って思うですな。
でもほとんど全部のアメリカ人やイギリス人は、こう言う風に小さい頃から教わって育っているわけです。みんながクリスチャンネームを持っているのも、その証拠。
多くの人が「罰する神」を信じて、恐怖を感じながら「地獄に落とされないために」信仰しているわけですな。
まったく中世以降の教会は、とんでもなく真実をゆがめてきましたね。

で、そんな中ロニーが聖書にも精通していて、洗礼も受けていて、
それで教会のたわごとを信じていないというのは、奇跡的です。

彼は自分を信じているのですね。
自分の中に全てがあるというのは、最高の真実です。
地獄を作り出すのは自分自身。地獄を生きるか決めるのは自分の選択。

てことは、どんな毎日も天国に出来るのだということです。



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