養生薬膳料理研究会

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知識は3Dで。

2012-04-30 17:46:40 | 東洋医学の考え方

マクロビオティックから東洋医学にシフトして

個人的に大きく変わったことに、知識の3D化があります。

 

知識というものは、実は奥行があるものだ。と思うようになりまして

知識=言葉を丸覚えすると、ただの平面的な情報にすぎませんが

その知識がどーやって至ったのかという過程にまで

意識を伸ばすと

 

その知識は3D化します。

 

マクロビオティックの本質も、ホントはここにあると思ってるんですがー。

 

ド正直なことを書きますと、

マクロビオティックの陰陽の考え方はとても平面的。

奥行ゼロ。な印象がとても強いです。

 

もともとはドコまでも大きく事象を捉えて

その事象がどうやって起こったのかを考えるのに

陰陽は使われます。

「事象」というものを理解するためには

陰陽の方向性は数多必要です。

いろんな方面からモノごとを観る。ってことが大事です。

今のマクロビオティックではどーもこのへんが欠落しているよな気がしてならず

あくまで個人的意見です。

 

東洋医学を学ぶと、1つの現象を捉えるのに

アプローチ方法や考え方が全く違うことがあります。

事象・現象は複雑ですから

色んな方面の知識を総まとめして、その現象を理解するのがホントだと思います。

 

とゆーことを、先日の教室で

発酵は陰で、味噌には塩が入っているから陽で

結局、味噌が陰なのか陽なのか・・・?

という質問を受けて、脳ミソが狂いそうになってきたので(笑)

ちっとだけ書いてみました。

 

発酵=陰という現象が何年にも渡って続く。ということ自体が陽性です。

陽は「場を守る力」です。

こんな見方はマクロビオティックでは学ばないですね。

東洋医学でも、この言葉そのものをまだ見た事はありませんが

大量の「モノノミカタ」を学べたので

こんな結論に至ることができました。

 

研究会では「知識がなくては判断基準がもてない」というコンセプトで

講義充実(してるかな?(笑))の知識たっぷり系(と、参加の皆様には言われます)ですが

あえて、言います。

 

知識に振り回されないでください。

自由自在に使えるようになりたいものです。

そうして初めて、ヒトは自由になるのではないでしょうか。

知識に縛られている間は傀儡の生き方になると思いませんか?

 

 

マクロビオティック薬膳研究会

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