鴨が行く ver.BLOG

鴨と師匠(ベルツノガエル似)と志ん鳥のヲタク全開趣味まみれな日々

新橋演舞場花形歌舞伎

2009年11月14日 22時43分31秒 | 歌舞伎・落語・古典芸能
師匠が「ちょっと面白そうだね」というので、普段はノーチェックの新橋演舞場に久々に行ってまいりました。

新橋演舞場 花形歌舞伎(松竹歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」)

観てきたのは夜の部、「三人吉三」と「鬼揃紅葉狩」の2本立て。メインはもちろん「三人吉三」で、菊之助丈のお嬢吉三・愛之助丈のお坊吉三・松緑丈の和尚吉三というフレッシュな顔合わせがなかなか楽しみだったんですが、うーん・・・(-_-; 愛之助丈は力み過ぎ、松緑丈はどなり過ぎ。黙阿弥のテキストは台詞のリズムの美しさが命だと思うんですが、3人のリズムがバラバラで、大川端の場面は観ていてちょっと辛かったです。吉祥院の場のクライマックス、和尚が弟妹の首印を抱えて心情を吐露する場面でも、鴨的には和尚がただ大声で叫んでいるだけのようで今ひとつ心に響きませんでした。以前に勘三郎丈が同じ場面を演じたのを見た時には、魂を鷲掴みにされるような感動を覚えたもんでしたが・・・総合的に見て、面白くないわけではなかったんですけどね。鴨的にはちょっと辛口評価。
「鬼揃紅葉狩」は市川猿之助丈が演出を手がけた舞台で、いかにも猿之助テイスト炸裂な派手で華やかな演出でした。すかっとしていいですね。

今月は、これと歌舞伎座と、2本観に行きまーす。
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