鴨が行く ver.BLOG

鴨と師匠(ベルツノガエル似)と志ん鳥のヲタク全開趣味まみれな日々

最近読んだSF 2021/3/13

2021年03月13日 16時47分00秒 | ゲーム・コミック・SF
いやーしかし、こんな大雨は久しぶりですね。雷がさっきからずっとなっている・・・
そんな悪天候なので、本日は通院と夕飯の食材買い出しの最小限の外出に留め、ステイホームしております。家にいると師匠がずーっとTVを付けていて頭が痛くなるので、自分の部屋に避難してブログの更新などしております(^_^;
先日読了した2000年代版に続いて、こちらも読了しましたー。

2010年代海外SF傑作選/橋本輝幸編(ハヤカワ文庫SF)

先日「2000年代海外SF傑作選」を読了しまして、その際の感想は「『綺麗であっさりしすぎている』か『ちょっとやり過ぎでくどい』かどちらか」。あまりピンとくる作品はなく、では2010年代はどうだろう、と続けて手に取ってみましたが・・・うーん、残念ながら、こちらもあまりピンとくる作品はありませんでした。
あくまでも主観的な感想ですので、もちろん他の方にとっては素晴らしいと思える作品もあると思います。収録されている作家陣も、最近のSF者界隈でよく耳にする今をときめく名前がずらりと並んでますし。が、2000年代以上に「綺麗であっさりし過ぎている」作品が多い印象。敢えて心に残った作品を挙げるとしたら、ピーター・ワッツの底意地の悪さですかね(笑)

それから、最後に納められているテッド・チャン「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」。長い・・・(^_^; なんとこの作品だけで、短編集の3分の1の紙幅を占めます。すっごくみみっちい感想で本当に恐縮なんですけど、短編集のうち1本で3分の1使うよりも、その紙幅を活用してもっとたくさんの作品を読みたいです。テッド・チャンなら、他にも質の高い(そしてよりコンパクトな)作品がいくらでもあると思うんだけどなぁ・・・。

というわけで、鴨とはあまり相性が合わない結果にはなりましたが、海外SFのリアルな潮流を感じたい方にはオススメです。
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