Sweet Soul

久保田利伸さんのファン歴38年
Soul R&Bが大好き by麻亜沙

傍聴

2005-10-11 | Weblog
7年前、高校一年生の夏休みに入ったばかりのある日
香澄ちゃんは、いじめを苦に自らの命を絶った。
憧れの吹奏楽部に入り(吹奏楽では有名な高校)
初めてのトロンボーンに挑戦
早朝、放課後、休みもなく練習が続くなか
初心者ゆえ、まわりからとても厳しい声がかけられていた。

「優しい心が大事だよ」と言い残して逝ってしまった香澄ちゃん

今日は、裁判で被告となった三人の当時の生徒の尋問を傍聴に行ってきた。

私は午後から行って傍聴したのは、二人だけだったが、対照的だった。
「記憶にない、覚えていない、わからない」と繰り返す当時の生徒
(すでに結婚して、一児の母親となっているとのこと)
泣きながら「香澄さんのことを友達だと思っていて大好きだったから、
悪いところを直して欲しいと思って強く言い過ぎた」と言う当時の生徒
(嫌がらせの電話が何度もあり、手首を切ったこともあったとのこと)

尋問の前には、宣誓するのだが
良心の呵責はないのだろうか。

人が人を裁くこと、当事者が納得する判決は出るのだろうか。






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2 コメント

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陪審員制度 (cottontail)
2005-10-13 11:35:02
ふと、このお話を読んで、陪審員制度のことを考えました。

一般人が裁判に参加する場合、被告・原告の心証に左右されがちになるでしょうし、それぞれの人生を左右する結果を導かなくてはならない・・・難しいですね。



亡くなった方やその方を愛していた人達を思うと、記憶にないという言葉で過去を切り離して普通に生活している加害者に対して憤りを感じます。
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法律 (麻亜沙)
2005-10-13 18:52:38
cottontailさん

法律を知らない、私がもし陪審員になったら

情に流されると感じました。

前回は、担任の先生の尋問を傍聴したのですが

こんな人間が教師なのって、絶句したことがありました。

次回は当時の校長先生です。



香澄ちゃんのお母さんは

いじめをなくすために、全国の学校をまわって講演しています。



話は変わりますが、昨日のTV、笑ってこらえての

日本全国吹奏楽の旅を見ていて、複雑な気持ちでした。

彼女たちの証言で、厳しい部活の裏で陰口ばかり言っていたこと

学業よりも部活が優先で、クラスでは、誰が休んでも気にならないと



香澄ちゃんのご両親は、心からの謝罪と真実を語ることしか求めていません。

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