放送大学の心理学実験レポートを書いていますが・・・
苦戦中、わからないことが多すぎる、よなまければいならない資料が多すぎる
今この「インテリジェントアイ」を読み始めました。 絶版ですから、アマゾンで手に入れました。
この本、初版が1972年、1089年の3刷を手に入れました。
定価が2575円ですから、当時としては結構いい値段ですよね。
(著者はR.L.グレゴリーという人)
パラパラとめくってみたら、ちょっとびっくり、教科書とかいろいろな
ところで見る錯覚、錯視の事例がかなり掲載されています。
この分野の教科書的な本なんでしょうね。
逆にそれにしてはそれ以後あまり学問的に進歩していないのかもしれません。
書き始めたレポートはこんな感じ、心理学の分野の人からみると幼稚にみえるでしょうね。
「目的
私たちは、人の視覚というのは、正しく認識していると考えてしまいがちだ。
しかし、この知覚された対象の性質や関係と刺激の客観的性質や関係とが著しく食い違う場合がある。
これが錯覚と言われている。
また、錯視とは目の錯覚のことで、対象(刺激)の大きさや形、色、明るさなどの関係が
対象の客観的関係と著しくくいちがってみられる現象をいう。
その錯視の中で、ミュラー・リヤー錯視を今回実験テーマとして取り上げる。
ミュラー・リヤー錯視はドイツのミュラー・リヤーが19世紀末に発見した幾何学的錯視図形である。
長さに関する錯視であり、主線の見かけの長さが、矢羽根を付けることで
変化する錯視である
どうしてこのような錯視が生ずるのか?私たちが生きる世界は、奥行きのある3次元空間である。
しかし、その光景を映し出す網膜像は2次元平面の投影図にすぎない。
したがって、私たちは、平面図から3次元の立体を頭の中に再構築しなければならない。
対象を3次元でとらえるためには、その対象と自分との間にどれくらいの距離があるかどうかを
知る必要がある。
その距離の推定を行うために私たちは絵画的手がかりを使い奥行きのを構築している。
この後厖大な実験結果の分析と数値がでてきます。・・・・・・・・・・・・・・
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