面白い記事がありましたよ。
日本の高齢者が不平不満を抱える根本原因
「人生=仕事」という日本ゆえの悲劇だ
-文中から私の判断で抜粋-
世界の中でも日本の高齢者はとりわけ、幸福実感が低いということだ。
日本人の場合、最も不幸、つまり怒りに満ち、
人生に満足していないのは、65~75歳の年代グループという結果だった。
幸福は「現実」と「期待値」との乖離により大きく影響を受ける。
その幅が小さいほど、幸せになりやすい。
西洋では「歳を取れば、若者から敬われるべき」などといった通念はなく、
そういったことは期待していない。
しかし、日本の高齢者は、長い間、一生懸命働いてきて、
それがまだ報われていないという気持ちが強いのではないか。
現役時代に世界の中でも最も長い労働時間に耐え続けた人たちは、
そういったコミュニティを探したり、つくる暇もなく過ごしてきた。
退職したら、もっと報われるはず、とずっと我慢して働き続けても、
結局、願ったとおりにはならず、期待値と現実の差に打ちのめされてしまう。
・長年「滅私奉公」で働いてきた人が、いきなり用済みにされ
「私」に放り出され、行き場がなくなる。
・日本人はすべてを仕事に振りすぎている。
だからリタイア後に不安定になったり、無気力になる高齢者が多いのだろう。
仕事という目的を失った人たちが新たに「生きがい」を見いだせるような
仕組みがあればいいと思う。
ざっとこんな感じです。
思い当たるところが多々あります。
団塊世代は特に「24時間働けますか!」という宣伝でもあった
ようにまさに仕事漬けの毎日。飲むのも職場が単位。
高度成長時代、そしてバブルと働くことが全てで、家族や家庭を
犠牲にしてきました、そしてほとんどが終身雇用で、定年まで同じ
会社、同じコミュニティでかたまってきました。
そしてそこから卒業と同時に、ほとんど縁が切れていく。
もちろんOB会や、昔の仲間とのコミュニティは存在するものの、
それはどんどん関係が薄れて、いずれは消えていくもの。
新しいコミュニティとか組織とかになかなか慣れるのが
難しい人がかなり多いということは想像に難くありません。
期待値を下げることが一番の解決策かも知れません。
日常の生活の中によろこび、幸せを感じるそんな
努力が必要ですね。
でも楽しいこと、ありますよ。見落としていることが!!