茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

北陸紀行 塩

2006-11-12 19:47:22 | 旅先にて
 私たちの生活に欠かせない塩。北陸で初めて海水から作る塩の工程を拝見できました。江戸時代に加賀の前田藩主が奥能登珠洲を塩づくりの基地に指定し、大量な良質の塩が生産され、幕府に献上されていた。今この製法で作っている塩は少なく、大変人気があって、なかなか買えないと聞いています。工程を見ればその作業の過酷さに頭が下がります。昔の人はすごいなあ。

 奥能登珠洲の塩、あげ浜式製法をご紹介します。
①砂に「すじ目」をつける
②海水をまく
③かわいた砂を中央に集め、板でかこった「たれ舟」に砂を入れる。
④たれ舟の中へ、おけで海水を入れる。
⑤砂の塩分が海水に溶け、塩分濃度10%~20%の海水(かん水)がたれ舟の穴にたまる。
⑥たれ舟のかん水を釜へ運び、大釜で煮て水分を蒸発させ、さらに濃縮していく。
⑦ろ過タンクを通して余分なものを取り除き、さらに釜で20時間煮つめる。
⑧結晶化した塩を釜から上げて余分なにがりを抜く。純白の天然塩の完成。
⑨仕上がった塩をゴミなどの異物チェックをして袋詰め。
(以上、珠洲製塩のパンフレットより)
http://www.suzuseien.jp/

 こうして出来た塩は塩辛い中にも甘味があり、おにぎりを握ると味が違う。おいしい~。しかもミネラルたっぷり。またこちらで塩アイスというものを食べてみました。なかなかおいしかったですよ。天然にがりも売っていたので買ってきました。豆乳に混ぜれば自家製豆腐ができます。楽しみです~。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 茶道具 -茶壷の装束- | トップ | 北陸紀行 魔除け? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旅先にて」カテゴリの最新記事