忍野八海

　お盆休みが終わりました。皆様いかがお過ごしでしたか。これまでお盆も出勤で休みには無関係な生活を送ってきましたが、夫がお盆は１週間お休みで、初お盆休みを経験しました。弟家族が実家にくるので皆で集まったり、１泊で山中湖に出かけ、近場ながら楽しい休みをのんびり過ごしました。

　富士山の麓に広がる富士五湖、大学生の頃、サークルの初合宿やドライブに出かけたりした懐かしい場所です。
　夫は富士山が大好きで毎年登っています。最近は、インストラクターのような形で知り合いを連れて行って楽しんでいるようです。やはり人生一度は富士山登山をしたいけれど、経験者がいればと考える人が多いようで、呼びかけると参加者が随分集まるみたいです。今年は初心者も多く７時間かかったとか。通常一人で登れば４時間位で登れるらしいので、少々疲れたようです。私はもう少し体力をつけてからいつか夫と登りたいと考えています。
　久しぶりに出かけた山中湖は、水と森に囲まれているせいか、気温と湿度が低く、爽やかで都会の熱帯夜に悩まされていた私はほっと一息つけた感じでした。

　帰りに、鳴沢氷穴と忍野八海に立ち寄りました。
氷穴はその名の通り、江戸時代にはそこから氷を切り出して幕府に献上していたとか。穴の入口に差し掛かっただけで急速冷凍、カーディガンを羽織って狭い洞窟をくぐり、外に出た時には外の暑さが心地よいほどでした。
　その後、忍野八海へ。美しい川、水辺が広がっておりました。透き通った水にはたくさんの魚が泳いでいるのが見えます。観光地らしく、沿道には、冷たい水で冷やされた桃やきゅうりに豆腐、焼きとうもろこし、蓬餅などが売られて、人も多く賑わいでいます。都会から２時間位でこんなに美しい水があるんだとびっくりします。いくつかの池はその深さ、青さに引き込まれそうです。富士山の雪解け水が流されている水場もあり、手をいれると３０秒も入れていられないほどの冷たさ。おいしい水と美しい風景をたっぷり楽しみました。この水で抹茶を点てたらおいしいだろうなあ。
　すでにコスモスやススキの若穂が風にゆれていて、近づく秋を感じながら帰路につきました。

　夏の間はお稽古もお休みというところもあるのではないでしょうか。わが社中は８月は１回少なく、久しぶりのお稽古に備えてそろそろ復習をしなければと思っています。そろそろ名水点、茶箱、葉蓋、洗い茶巾、夏らしいお点前もまた来年までお別れですね。

忍野八海の案内　
http://www2.env.go.jp/water/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=39
　
名水点
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/996fbd3f0c8654d4bf2866661234a9e5