誰にでも当てはまることですが、大切な見方のひとつに、自責で物事を捉えるか、他責で物事を捉えるか、つまり周りの環境に対してどのようなスタンスで接しているかということがあります。
自責とは、環境がどうあれ自分から働きかけていこうという心の状態。
他責とは、環境から働きかけられるのを待つのみで自分からは環境に影響を与えられないとあきらめてしまった心の状態。いわば他人まかせ。
何事も結局は自責で捉えないと状況は好転しません。自分から働きかけない限り状況は何も変わらない。
会社の管理職になると、自責で物事を捉えていると思っている方が多いようです。実際、管理職として立派だなと感じる人は自責で物事を捉え、部下を上手に使っていると思いますし、何かあっても責任をとってくれるだろうという安心感があって部下もいい働きをします。管理職というのは極端に言えば自分ができなくても上手く人を差配して、その仕事を達成できればいい。でもこの信頼を得つつ上手く人を差配するというのが難しい。やはり心がなければ誰もついてきませんし、表面上従わせることができても、それでは本当のところで組織としての大きな力は発揮できないでしょう。
野球監督のバレンタインさん、テレビで取り上げていたことがありましたが、その管理能力、人とのコミュニケーション能力はすごいと感じました。彼は適材適所を見極め、更に、本人にきちんと説明し、納得してもらった上でそのポジションについてもらうことを徹底しています。だから選手も監督を信頼し、結果、大変すばらしい働きをし、チームとしての総合力が高まっているそうです。
管理職の嘆きとして「うちのチームは売上げがよくならない」、「部下が全く動かなくて困る。発言を聞いていても、悪いのは全部周りで、自分は何一つ変えようとしない。」と言った場合、既にその管理職は自分の職務を"自責"で考えていないことになります。「なぜ、売り上げをあげられないのか」「自発的に仕事ができないんだ」と部下を責めた瞬間に、その言葉は自分に返ってきます。「売り上げを上げさせられない管理職」「部下の自発性を高められない管理職」といった具合に。これを"遂行矛盾"というそうです。
私も自分が自責で行動しているか、人のせいにしていないか、時々振り返る必要があると思っています。
会社や組織というところは不条理なことがたくさんあります。例えばリストラや今話題になっているコンプライアンスの問題。
会社の方針だから仕方がないというような形でのリストラ。仕方がないのはリストラされる人もわかっているはずで、要は本心で説明してくれるのかどうか、その人に対して普段から信頼感があるかどうか、その後について真剣に心配してくれるかどうかで捉え方が変わってきます。バレンタイン監督は先発でやってきたベテランピッチャーを抑えにポジション変更する際、その人のプライドを傷つけないように、抑えがいかに大切か、その為には君が必要だということをじっくり説明するそうです。選手はその言葉に裏表がないと感じると言っていました。多分、真剣に向き合って話すのでしょう。
コンプライアンス問題、ひとつひとつの事例を見直したり、説明会や冊子作りもいいですが、問題の本質は、会社の風通しはどうなのか、無関心でないか、きちんとチェック機能が働くようなシステムになっているか。それを見直さない限り、「おかしいと思ったら、セクハラ受けたらすぐ相談してください」と声を大にして言っても、誰も声をあげないでしょう。すぐ相談できるような雰囲気作りを怠っているところで所詮"他責"なのではないでしょうか。
人間関係は一日にして成らず、大きな組織ほど誤解や行き違いは増えるもの、そして大人になるほどよく相手の表と裏、本音と建前が見えるもの。大切なことは嫌なことを相手に伝えたり、してもらう時にこそ、相手の立場に立って気持ちを汲み、相手と本心で向き合うかどうかだと思っています。本音で接すれば問題は大きくならないでしょうし、その後もおつきあいが続くでしょう。建前で話す人とは問題がこじれるでしょうし、それっきりとなるでしょう。嫌な場面に出会った時こそ、その人の人柄が透けて見えます。
私もつい最近最高に失望する出来事に遭遇しました。その場の都合だけで仕事の割り振りをする上司。悪気は無いんだと今までは受け入れてきましたが、最後の心無い一方的な言葉に悔しくて泣きました。そして私の心は完全に閉じてしまいました。こじれてしまったいい例です。どうにもならない関係というのもありますね。
ともあれ、どちらの立場に立っても会社や相手のせい(他責)にせず、マイナスに考えずいいチャンスだ(自責)と捉えられれば物事も好転していくのではないかとは思っています。以前の上司は素敵な言葉を言っていました。“相田みつをさんが言っているよ、自分のしあわせは自分の心が決めるって、心持ち次第でどうにでもなるよね”と。
何事も自分次第と思って取り組む度合いが高いほど人生は楽しくなるはず、自分らしさを失わず、自分はどうしたいのか、嫌ならどう変えれば環境がよくなるかを考えつつ前に進みたいものです。
自責とは、環境がどうあれ自分から働きかけていこうという心の状態。
他責とは、環境から働きかけられるのを待つのみで自分からは環境に影響を与えられないとあきらめてしまった心の状態。いわば他人まかせ。
何事も結局は自責で捉えないと状況は好転しません。自分から働きかけない限り状況は何も変わらない。
会社の管理職になると、自責で物事を捉えていると思っている方が多いようです。実際、管理職として立派だなと感じる人は自責で物事を捉え、部下を上手に使っていると思いますし、何かあっても責任をとってくれるだろうという安心感があって部下もいい働きをします。管理職というのは極端に言えば自分ができなくても上手く人を差配して、その仕事を達成できればいい。でもこの信頼を得つつ上手く人を差配するというのが難しい。やはり心がなければ誰もついてきませんし、表面上従わせることができても、それでは本当のところで組織としての大きな力は発揮できないでしょう。
野球監督のバレンタインさん、テレビで取り上げていたことがありましたが、その管理能力、人とのコミュニケーション能力はすごいと感じました。彼は適材適所を見極め、更に、本人にきちんと説明し、納得してもらった上でそのポジションについてもらうことを徹底しています。だから選手も監督を信頼し、結果、大変すばらしい働きをし、チームとしての総合力が高まっているそうです。
管理職の嘆きとして「うちのチームは売上げがよくならない」、「部下が全く動かなくて困る。発言を聞いていても、悪いのは全部周りで、自分は何一つ変えようとしない。」と言った場合、既にその管理職は自分の職務を"自責"で考えていないことになります。「なぜ、売り上げをあげられないのか」「自発的に仕事ができないんだ」と部下を責めた瞬間に、その言葉は自分に返ってきます。「売り上げを上げさせられない管理職」「部下の自発性を高められない管理職」といった具合に。これを"遂行矛盾"というそうです。
私も自分が自責で行動しているか、人のせいにしていないか、時々振り返る必要があると思っています。
会社や組織というところは不条理なことがたくさんあります。例えばリストラや今話題になっているコンプライアンスの問題。
会社の方針だから仕方がないというような形でのリストラ。仕方がないのはリストラされる人もわかっているはずで、要は本心で説明してくれるのかどうか、その人に対して普段から信頼感があるかどうか、その後について真剣に心配してくれるかどうかで捉え方が変わってきます。バレンタイン監督は先発でやってきたベテランピッチャーを抑えにポジション変更する際、その人のプライドを傷つけないように、抑えがいかに大切か、その為には君が必要だということをじっくり説明するそうです。選手はその言葉に裏表がないと感じると言っていました。多分、真剣に向き合って話すのでしょう。
コンプライアンス問題、ひとつひとつの事例を見直したり、説明会や冊子作りもいいですが、問題の本質は、会社の風通しはどうなのか、無関心でないか、きちんとチェック機能が働くようなシステムになっているか。それを見直さない限り、「おかしいと思ったら、セクハラ受けたらすぐ相談してください」と声を大にして言っても、誰も声をあげないでしょう。すぐ相談できるような雰囲気作りを怠っているところで所詮"他責"なのではないでしょうか。
人間関係は一日にして成らず、大きな組織ほど誤解や行き違いは増えるもの、そして大人になるほどよく相手の表と裏、本音と建前が見えるもの。大切なことは嫌なことを相手に伝えたり、してもらう時にこそ、相手の立場に立って気持ちを汲み、相手と本心で向き合うかどうかだと思っています。本音で接すれば問題は大きくならないでしょうし、その後もおつきあいが続くでしょう。建前で話す人とは問題がこじれるでしょうし、それっきりとなるでしょう。嫌な場面に出会った時こそ、その人の人柄が透けて見えます。
私もつい最近最高に失望する出来事に遭遇しました。その場の都合だけで仕事の割り振りをする上司。悪気は無いんだと今までは受け入れてきましたが、最後の心無い一方的な言葉に悔しくて泣きました。そして私の心は完全に閉じてしまいました。こじれてしまったいい例です。どうにもならない関係というのもありますね。
ともあれ、どちらの立場に立っても会社や相手のせい(他責)にせず、マイナスに考えずいいチャンスだ(自責)と捉えられれば物事も好転していくのではないかとは思っています。以前の上司は素敵な言葉を言っていました。“相田みつをさんが言っているよ、自分のしあわせは自分の心が決めるって、心持ち次第でどうにでもなるよね”と。
何事も自分次第と思って取り組む度合いが高いほど人生は楽しくなるはず、自分らしさを失わず、自分はどうしたいのか、嫌ならどう変えれば環境がよくなるかを考えつつ前に進みたいものです。
誠実にお仕事もするm-tamagoさんなだけに、余計不誠実な対応をする上司に傷つけられてしまったんでしょうね。自分の仕事の内容を一番良く知って管轄しているはずの上司に裏切られるととてもショックだと思います。
仕事だと本当に色んな人が色々な考え方をして、驚かされることが多々あります。利害が絡むとどうしても人の嫌な面を見てしまい、目を背けたくなる時もありますしね。付き合わなくて良い相手なら、自分から離れることもできますが、会社だとなかなかそうも行かないので何とか対処方法がみつかると良いのですが。
相手に真摯に話して納得してくれるようなら良いけど、そうするにも値しない相手の場合は、少なくても同じ思いはしないですむように、防御ができるなら先回りして根回し等したり。
私の究極は、この人もいつか死んでしまうんだ、と思い自分を納得させることがあります。(ちょっとひどい?)そうすると大概のことも許せたりします。
まぁ、かなり後ろ向きな対応なのでお勧めすることではないのかもしれませんが。
m-tamagoさんもその上司のことは考えるだけもったい無いので上手くリフレッシュしてくださいね。
その上司の上司が、わかっていてくれると、まだよいのですが、ただね、ちゃんとみていてくれる人はいるようで、それが、私の場合、救いでしたよ。
そうそう、tomaさんのおっしゃる通り、その上司のことを考えるだけもったいないので、なんとか気持ちをきりかえることができるよう、陰ながら、応援していますね、、、。
泣きながら抗議した人、何も言えずに自分の中でストレスがたまっていく人、仕事休んでいる人もいます。
私が思うには、職場の上司というのは優れた人とは限らない、変な人も上司になり得るし、過去に優れた上司に恵まれたことはとてもラッキーなことだったのです。
私も過去にどれだけ上司にいじめられたことか・・。
まっ、それは自分の能力不足もあるんですが。
つらいときこそ、お茶を一服飲んで「和敬静寂」の世界にひたってください。
私の言っていることと「和敬静寂」の精神とはちょっと矛盾があるような気もしますが・・・。私も悟りが開けてないなぁ。
そんな時、本でも読んで・・・と思い
五木寛之氏の本などを読み
自分を納得させる箇所を探しています。
“言葉”ってやはり“人間性”が表れるのですよね。
私も反省ばかりです・・・
社会に出れば悔しいことはたくさんあるんでしょうし、恵まれている方だとは思いますが、状況より言葉に傷つくことがありますね。
私も不用意な言葉を発していないか気をつけなくてはと思いました。
お蔭様で自分で納得できました。最近何事も平静に受け入れられるようになったと思っていたのに、まだまだ精進が必要なようです。。。。。失礼しました。
おっしゃる通り、ちゃんとみていてくれる人はいるのですよね。本当にそう思います。久しぶりに悔しい思いをして周囲に支えてくれる人が多いことに感謝しました。
お蔭様で大丈夫そうです。
確かに上司=優れた人ではないし、合う合わないもあるし、でもそれで折り合いをつけていくのが大人なんでしょうね。私はつい顔に出てしまうのでだめです。(><)
早速、ご自服で一服頂きました。おいしいこと!
ゆりかもめさんは私よりよほど大人ですね~。
>最近“自分”ってものに“?”がつく時があります。
>“言葉”ってやはり“人間性”が表れるのですよね。
本当に。言葉や言い方には人間性が現れますね。私も気をつけなくては。まだまだな私です。
ありがとうございました。
私は思った事を口に出してしまう方なので、夫にも
一呼吸おいて考えて・・・なんて言われる事が多々。
(その状況にもよりますが)
言葉って発する方も受け取る方も捕らえ方の違いで思いも違ってきてしまい本当に難しいもの。
それだけに大切なものですね。
きっとm-tamagoさんは悔しい事や言葉をバネに頑張って行ける人と思ってます。
と言ってそれがプレッシャーになってしまったら
申し訳ないけど、
休んで頑張って、休んでまた頑張って欲しいです。