この本、特別なことでもない日常がつづられていて、特別冒険があるわけでもなく、海の向こうが舞台になっているわけでもなく、身の丈サイズの話です。
でも、婚約を解消されたOLがだんだん元気になり、だんだん一本筋のとおった女性になりつつある話なんですが、読んでいる私も元気になってくるから不思議。
その立ち直りの過程がすごく参考になります。
ドリフターズリストが重要な鍵になっています。
やりたいこと、願っていること、思いついたことをリストにします。
リストに書いたことがいろいろな形で人とつながり、だんだんいろんなことが見えてくるのです。
心のどこかにリストを持っているとそして願っていると叶うんです。
叶うと言うよりも知らないうちに近づこうと努力しているのかな。
読み終わった後、いつまでも余韻が残る本でした。
また、この作家の本が読みたくなりました。
わたしにとっては、花丸本です。