笑う陰陽師

Breakfast teaを飲みながらベランダから外を眺めても、昨夜の夢を思い出せない・・・・なら、書いちゃえっと!

言葉はいいのか?暴力はだめなのか?

2006年07月11日 | 言葉
サッカーのW杯決勝で、フランスのMFジダンの退場処分につながったイタリアDFマテラッツィへの頭突きの原因が話題になっている。

 コレに関してFIFA会長が「いかなる理由があるにせよ暴力は許されない」と発言している。
 そうなのだろうかな・・?
 この台詞は、いろんな場面で聞かされるが、その度に、それは違うぞ・・と思ってきた。

 顔を殴られても、3日で痛みは消える。
 でも言葉の暴力は、もしかすると死ぬまで癒えないことさえある。
 それでも、言葉の暴力は時によって許され、身体的暴力はいかなる時も許されないのだろうか?

 ボクは違う、と思う。言葉の暴力の方が余程許されないと感じる。そう思わない人は、多分想像力という思いやりの資質が欠如しているのだと思う。殴られる痛みは想像できても、言葉による傷は想像できない、爬虫類。

 「いかなる理由があるにせよ暴力は許されない」
この台詞を聞いたら気をつけた方がいい。
多くの場合、人前での暴力以外のすべての悪行を行う人間の台詞である。

 今回のFIFA会長もしかり。
 会長の地位を得るために、いかに汚いことを行ってきたかは周知の事実。

 ジダンが何を言われて、暴力をふるったのか。
是非、真相を知りたいと思う。