雲追う民

難民キャンプで暮らすサハラウィの生活を紹介する写真

短信その11

2012年10月09日 | 西サハラ短信

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第七回UGTSARIO大会に向け、日本の労働組合から祝辞


2012年9月29日 SPS通信(西サハラ) 

来る10月21日から23日、難民キャンプのブハドゥルで第七回UGTSARIO(サギア・エル・ハムラとリオ・デ・オロ労働者総同盟)大会が開催されるが、これに向けて日本の連合から大会の成功を願うメッセージが届いた。

メッセージには連合のKoji Suzuki 国際局長の署名があり、サハラウィ労働者たちが自分たちの抱えるあらゆる問題の解決に向けて闘っていることに対し、心からの期待が寄せられていた。

なおUGTSARIOの大会準備委員会は第七回大会開催のため、各ウイラヤ(訳注)および組織で準備セミナーを始めると発表した。、

訳注:県や州を意味し、難民キャンプではテント集合体の行政区画。現在6つのウイラヤがある。


      


みなさま

 2010年末のグデイム=イジク・キャンプ事件でモロッコ治安当局に逮捕され、民間人でありながら軍事法廷にかけるとされたまま、約2年間も裁判なしに投獄されている22名のサハラウイ「良心の囚人」の釈放を求める国際署名です。ぜひご協力をお願いします!!

署名のサイトはこちら

 この事件は、モロッコ占領下にあるサハラウイ数千人が、生活条件の改善と、20年も実施されないままの国連安保理決議に基づく自決住民投票の実施を求めて、西サハラの首都エル=アイウンの郊外に抗議キャンプを形成したものです。キャンプはモロッコ当局により武力で破壊されました。ノーム・チョムスキーが「アラブの春の先駆け」とも評価した事件です。
 なおモロッコでは、西サハラの自決・独立を求める行動自体が、「領土保全」を脅かすものとして刑法による処罰対象とされています。

高林敏之





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