goo blog サービス終了のお知らせ 

雲追う民

難民キャンプで暮らすサハラウィの生活を紹介する写真

住生活

2008年07月07日 | 住まい
テントと日干しレンガの家

難民キャンプが形成された当初はテントしかありませんでした。けれども歳月が進むにつれ、サハラウィは日干しレンガの部屋を建てるようになりました。今では殆どの家族が、日干しレンガの部屋を幾つか使っています。多くの家族は、日干しレンガの部屋だけを住まいとしていますが、テントを居間として利用している家族も多くあります。


- 標準的な住居は、個別に建てた幾つかの部屋を壁でつなぎ合わせたもので、こうして、壁の内側が中庭となります。

             


- 居間として、部屋を使うかテントを使うかという問題があります。テントの方が、日干しレンガの部屋より広い空間が得られ、大家族には快適ですが、手入れや修理が必要です。

             


-- テントと日干しレンガの部屋を組み合わせた例。

             


-- 見事に修理されたテントは芸術作品のようですが、これには多くの時間と労力が費やされているに違いありません。

             


- 居間の一例。

             


- 寝室の一例。

             入り口

             


就寝時には2枚の毛布を使います。一枚は敷布団、もう一枚は掛け布団です。

             


毛布は毎朝たたまれます。また、日光消毒のため、常時庭に干されます。

             


たたんだ毛布は、どこの家庭でも、整然と積み重ねられています。

             

             

             


- 台所(台所内部は「調理」の項でご覧ください。)

-- 左端に見える建物が台所。その後方はトイレです。

             


-- 台所の外側にガスボンベが据えられています。その隣りには火鉢が見られます。火鉢も時々、暖房のためやティータイムに用いられます。

             


- トイレはシャワールームとしても利用されます。

             


- 夏のためのドーム。この構造では、通常の建物より壁を厚く出来るので、極度に気温の高い夏にも、通常の建物よりは快適です。

             



家を建てる

2008年07月07日 | 住まい
- 日干しレンガによる建設工程


-- この穴はトイレの部分です。

             


-- 日干しレンガをつなぐため、粘性のある土を用います。

             


-- 日干しレンガの壁を造っているところ。