遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

居場所とは作り出すもの

2020-07-12 10:48:00 | スピ的自叙伝
次のどこかでやり直すのではなくて、今この場所で変わりたいと、やっと心から思えるようになりました。

どうやらわたしには油断すると無意識に、次の場所で変わろうと思う癖があったようです。

札幌資料館から大通り公園を望む

今住んでいる家のこともそうです。
21歳で結婚して小さなアパートに住みました。
新築でベランダがあってキッチンが別の静かな住宅街の中にあるいいアパート。
近くには大きな公園とスーパーがあって暮らしやすい場所でした。

難点は保育園がとても遠いこと。
でも気に入っていました。
でも引っ越すことになったのです。

25歳でマンションを買いました。
当時バブルが終わりかけていたのですが、情報に疎い私は、今買わないともう一生手を出せないわよと元配偶者の家族に説得され、頭金を出してもらってマンションを買いました。

勢いで決めたことや、お金を出してもらったので、意見は出せなくて、なんとなく自分の本当の家じゃないような気がしていました。
どこかに身分不相応と言う感覚がつきまとっていました。

自分の中では、コツコツ働いてある程度頭金をためたらおうちを買うと思っていました。

小さな頃から自分の夢見ていた間取り図や庭の風景は一軒家でした。
だからマンションを買った時、完全に自分が希望するものでもなかったこともあり、自分の居場所と言う感覚が持てなかったのです。

今考えるとありがたいことで、改めてあんなに若いのに立派なマンションに住んでいたことを感謝できるのですが、あの頃は、ありがたいとは思いつつ、私たちの未来を勝手に動かさないでと思っていました。

恵まれていたことに気づくのは、失ってからなんですよね(苦笑)

その後、離婚前にマンションを売り、私が世帯主になって今が3軒目です。
1軒目と2軒目は急いで探したので、完璧とは言えない中で、3軒目にしてやっとすごく気に入っています。

朝は鳥の声が聞こえて目が覚め(玄関の外のメーター的な箱に鳥の巣がある)、花が溢れる住宅街の中にあり、とにかく気がいいのです。

壁や床の色や雰囲気も気に入っているのに、例えばエアコンが欲しくなったりするなど、それは今度引っ越したら、と無意識に考えてしまうのです。今のものをざっくり捨てて、一からやり直したくなるのです。

それに気付いたのは我が家にエアコンが取り付けられた時でした。
なぜここに取り付ける!と思わなかったのかと自分でも不思議に思いました。

振り返ると、実家は母の家だったし、離婚するまではいつ地雷を踏んでバイオレンスが始まるかわからなくて不安で、離婚してからは生活することに一生懸命で余裕がなくて。

家イコール安らぎの場と言う感覚があまり生まれてきませんでした。

それがここ数年でいろんなものが落ち着いて、自分のことに目を向けることができるようになりました。
その中でやっと自分の居場所と言う感性が芽生えたのかもしれません。

そして当たり前のことに気が付いたのです。
居場所とは誰かに提供されるものじゃなくて自分で作り出すものなのだと。

今年に入ってから、1カ所ずつを完璧にするレッスンをしていて、狭い範囲(テーブルの上的な範囲)を徹底的に自分の希望通りに変えて、そこをひたすら掃除をするということをしています。

1カ所やつ自分の大好きな空間が増えてきて、ますます自分の居場所的な落ち着きが生まれました。

居場所を作れるほどの余裕ができたのか、居場所を作ろうと思ったから余裕ができたのか。

どちらにせよ今はすごくどこにいてもだいぶ自分らしく過ごせるようになってきたように思います。

午後からまた掃除しよう(^^)






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