先日、犬猫の多頭飼い崩壊の報道を見ました
悲惨でした
雅瑠さんが愛おしい、いつもそう思います
雅瑠さんは抱っこも好きではないし、本当にツンデレさんです
でも、家族の誰かが弱っていると、そっと寄り添ってくれる子です
息子が熱を出した時、雅瑠さんがいないと探したら、息子のそばにピッタリとくっついていました
義母が余命を宣告された時は、雅瑠さんはパパさんのそばを離れませんでした
義母に続き私の母を見送り、私が体調を崩した時、一番に気付いて心配そうに寄り添ってくれたのは雅瑠さんでした
雅瑠さんは愛想のない子だけれど、私達に寄り添うために我が家に来てくれたと思っています
ただいてくれるだけでいい
その柔らかさ、ぬくもり、陽だまりの匂い
それらがどれだけ私達を癒してくれることか。。。。
私達には元々、ペットショップから買うという選択肢はありませんでした
捨て猫ちゃんたちの保護施設から引き取ると決めていました
雅瑠さんは生まれてすぐにお母さんから離され、箱に詰められて捨てられました
まだ春浅い、寒い時だったそうです
その後は保護施設で人工保育で育てられ、我が家に来たのは生後3カ月の時でした
施設には様々な理由で保護された子たちがいました
雅瑠さん同様捨てられた子の中にはスーパーの袋に入れて捨てられ、窒息寸前の子もいたそうです
引っ越しした後の空き家に置き去りにされた子
高速のサービスエリアに捨てられた子・・・・
ペットショップで可愛げに売られているペットたち、売れなかったらどうなるかご存じでしょうか
次に売るための子供を何度も産まされ、それも取りだすために、お腹には沢山の傷がある子もいるそうです
『愛玩動物』・・・・どんな動物たちも玩具ではありません
出会いの場は何れにせよ、出会った子は家族です
命です
命を預かるのです
預かったら我が子と同じ、その命に責任を持たなければいけないと思っています
雅瑠さんがいた保護施設から「まるちゃんに弟か妹はいかがですか」という連絡が何度も来ます
それだけ捨てられる命が多いということです
ここは敢えて「猫」と言いますが(我が家では雅瑠さんはウチの三男です)、「猫」は長生きする子は20年以上生きます
「猫」に限らず動物も年老いたら、人間と同じ認知症の症状を見せる子もいます
そうなっても家族として、私は雅瑠さんと生活していきます
だからこそ自分の年齢を考えた時、最後まで一緒に暮らすためには、安易に新たな命を預かれないと思ってしまうのです
どうか、この小さな命を粗末に扱わないでください
私達と同じ命なのですから・・・・