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「女性首相同性婚入籍」と聞けば

2010年06月30日 21時25分21秒 | weblog
首相が同性愛を公言し、しかも同性と結婚入籍。
別の国。外国のことである。
アイスランドでは、この12日に議会全会一致で同性婚法案を可決。27日施行にともない、ヨハンナ・シグルザルドッティル(67)女性首相が、これまで正式な形では夫婦として認められていなかった脚本家の女性と、正式に結婚するための婚姻申請をしたということ。

同性婚。
今、サッカーのワールドカップ開催中。その開催地南アフリカも、同性婚が認められている国。ポルトガル、スペイン、むろん、オランダ。いずれもサッカー強豪国だけれども、例えばのところで、法的にもそれほどに進んだ状況にあるということ。日本人の常識、感覚との非常に大きな、ズレ。それは一体、何処からきているものなのか。私自身も一日本人として、同性婚というようなことには、なにか違和感を覚える。というほどにこの国の感覚に染まっているというのか、その問題に正面から当面することのない、体験的生活を送りながら今日に至っているということなんでしょう。

愛情、あるいは社会保障面で、というような面での切実な必要、求めるものがなければ、法的に要求するところまではいかないのではないか。
昨年から今年の初めにかけて10カ月ほど、ドイツに住む日本人でドイツ人と8年ほど前だったか同性婚をしたNと、メイルのやりとりをした。当時ドイツでも同性婚が法的に認められ、彼らの結婚も、日本のテレビで紹介された。彼がメイルで送ってくれた写真に、ドイツでだけではなく、日本でも行われた結婚式の時のものがあった。親族たちの並ぶ結婚記念写真の前列中央にに並ぶ、男性二人。夫夫。と言ったら良いか。まさに男性同士の結婚式の図。私の実感としては、この日本の中でのその様。なにかとても不思議なものに対面したかのような印象でありました。

現実の彼らの同性同志結婚生活。法的に認められている国でのもの。人の意識もちがうんだろうと思う。親族との交わりなども、そうした意識を持って、行われている様子。
どうなんだろう。自身、同性同志の結婚というようなことに違和感を覚える一方で、例えばかつて出会ったA・Weberとの場合であったら、という想像はできる。他には、その対象として考えられる者とは出会わなかったけれども、あくまで想像の中だけのこと、彼とならそういう形で一緒にいる自身を考えられるように思う。

ともかく、多く同性婚が認められている国のあること。その世界の実情。そこから我が国の、その内情、意識のあまりに遠いこと。