お.寒.い.電.子.工.作...

技術もノウハウも知識も情報も人脈もコネもカネも測定器も無いけど、たまーに電子工作に挑戦する「ゆるーい」ブログ。

マイブームはVFD

2010-06-04 00:14:45 | VFD
大昔に購入してそのまんまになっていたVFD。あるとき、煎餅の空き缶に保管してあるのを発見し、にわかに点灯してみたくなった次第。

このジャンクを購入した当時はPICマイコンなんて存在していなかった...今は便利な世の中になったものでありますね。


これは表示のための基板です。右上の8pinのICはPIC12F629で、フィラメント点火用のDC-ACコンバータのためのクロックを作ったり、チャージポンプのためのクロックを作ったりします。セラロックが見当たりませんが、内部発振器を用いています。

その左にあるのは、パワーMOS-FETで、NチャネルとPチャネルを組み合わせてスイッチを構成しています。

さらにその左にあるのはチャージポンプで、電流を稼ぐために2段(逆相でポンプ)組みです。負荷を接続した状態で、12Vくらいは維持できるようです。

左下は、BCD-7セグメントのデコーダです。コヤツは、16進の表示もできるもので、ジャンク袋の奥底でひっそりと20年以上の間出番を待っていました。


右下は、表示制御のためのPIC16F648Aです。




この基板はVFDの後ろに張り付いている「スイッチ」のためのものです。PICマイコンの電源電圧は5Vで、制御したい電圧は15Vなので、1回路あたり2個のトランジスタを使うという豪華な構成になっています(2SC1815+2SA1015)。



これがターゲットとなるVFDです。8桁で、左端の桁は「+」の表示ができるセグメントがついています。テストのために、1桁だけカウントアップしている様子を示しています。