忘備録-備忘録

技術的な備忘録

起動時にNTPと時刻を合わせる2

2019-12-25 20:45:55 | raspberry ...
Raspberry pi はRTCを搭載していないため電源を切ると時刻がくるってしまいます。電源投入時に自動的にNTPサーバにアクセスして時刻を同期してくれれば、毎回手動で時刻を設定しなくてもよくなります。

設定方法
最初に/etc/systemd/timesyncd.conf ファイルを書き換えNTPサーバを追加します。
#  This file is part of systemd.
#
#  systemd is free software; you can redistribute it and/or modify it
#  under the terms of the GNU Lesser General Public License as published by
#  the Free Software Foundation; either version 2.1 of the License, or
#  (at your option) any later version.
#
# Entries in this file show the compile time defaults.
# You can change settings by editing this file.
# Defaults can be restored by simply deleting this file.
#
# See timesyncd.conf(5) for details.

[Time]
NTP=ntp.nict.jp             #NTPサーバ指定
FallbackNTP=time.google.com #サブサーバ
#RootDistanceMaxSec=5
#PollIntervalMinSec=32
#PollIntervalMaxSec=2048

その後、systemdに設定を行います。
$ sudo systemctl enable systemd-timesyncd
$ sudo timedatectl set-ntp true
$ sudo systemctl restart systemd-timesyncd

以上で設定終了です。

参考

raspbianのミラーサイト

2019-12-03 20:00:00 | raspberry ...
raspbianのミラーサイト

イメージ
desktop and recommended software
desktop 
Lite 
Raspi os arm64
Raspi os armhf
Raspi os full armhf
Raspi os lite armhf

参考

Raspberry piでアナログ入力3

2019-12-02 22:46:17 | raspberry ...

Raspberry piでアナログ入力を取り扱おうという話の続きです。

Raspberry piでアナログ入力(回路図あり)

Raspberry piでアナログ入力2

前2回は、デバイスドライバを使用しませんでしたが、標準でMCP3001, MCP3002, MCP3004, MCP3008, MCP3201, MCP3202, MCP3204, MCP3208 ,MCP330用のデバイスドライバが含まれています。デバイスドライバを組み込めばファイルの読み書きと同じようにAD変換の結果を取り込むことができます。(変換結果は10bitとなります。)

設定

/boot/config.txt  ファイルの最後に次の1行を追加します。

$ sudo mousepad /boot/config.txt

dtoverlay=mcp3008:spi0-0-present,spi0-0-speed=500000
spi0-0-present: 使用するポートとCEの端子を指定します。
spi0-0-speed=500000: SPIの転送速度を指定します。

使用法

pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage0_raw
1023
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage0_raw
298
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage1_raw
87
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage2_raw
28
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage3_raw
4
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage4_raw
1
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage5_raw
1023
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage6_raw
0
pi@raspberrypi:~ $ cat /sys/bus/iio/devices/iio\:device0/in_voltage7_raw
35
pi@raspberrypi:~ $ 

 ファイル"/sys/bus/iio/devices/iio:device0/in_voltage(ポート)_raw"の内容がAD変換の結果をASCIIコードにしたものになっています。

参考

Using MCP3008 ADCs with Raspberry Pis

raspberrypi/firmware

scottellis/mcp3008-poll

 


USBメモリからブートするLinux(書き換え可能)

2019-12-02 21:07:08 | Linux

 USBメモリからブートし、書き換え可能なLinuxの設定の仕方です。CD/DVDからブートし使用可能なLinuxはかなりの数がありますが、CD/DVDからブートするとファイルを書き換えることができません。USBメモリからブートさせれば書き換えることができそうです。しかし、取り外し可能で書き換え可能な設定にすることは大変です。USBメモリを普通に使用するとパソコンからはHDDのように見え、ブートするための機能をメインのHDDに書きこむ必要があるようです。このためUSBメモリの抜き取ると起動がおかしくなります。

 そこで、USBメモリをCD/DVDドライブに見立てて起動させます。CD/DVDドライブに見立てているため、書き換えができなくなります。USBメモリ上の余った領域をext4でフォーマットし、変更が行われた場合、この領域にデータを書き込むように設定し、書き換え可能とします。手動で設定することもできますが、煩雑です。すべて自動で行ってくれるソフトがあります。それが、Rufusです。


使用法

 

参考

Rufus

USB メモリから Debian マシンを立ち上げる方法

How to create a Debian live USB with persistence?

UNetbootin