
監督 フレッド・スケピシ
キャスト スティーヴ・マーティン、ダリル・ハンナ、リック・ロソヴィッチ、シェリー・デュヴァル、ジョン・カペロス、フレッド・ウィラード、マイケル・J・ポラード、デイモン・ウェイアンズ
1987年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、コメディ
【あらすじ】
とある町の消防団長C.D.は、並外れて大きく醜い鼻を持っていた。それがコンプレックスとなって、彼は女性との恋愛にはいつも消極的。ある日、そんな彼が、町にやって来た美人天文学者ロクサーヌに一世一代の一目惚れをしてしまう。しかし、C.D.の部下で二枚目のクリスも彼女に熱を上げてしまったから事態は複雑に。お人好しのC.D.は、クリスのために自ら愛のキューピッド役を買って出ることにするが…。
【感想】
このスティーヴ・マーティンは苦手なスティーヴ・マーティンでした。「花嫁はパパ」のようなストーリー重視の方が好きです。どちらかと言えば小さなギャグの連発は「裸の銃を持つ男」の作風に近い気がしました。
面白いギャグはあったものの素直に笑えなかったですね。私の中で少し距離を置いてしまいました。その理由を少し考えてみます。
最初に果たして鼻がでかいという必要性はあったのかという疑問がつきまといます。ヒロインのおかげでコンプレックスになっていたのを克服したというわけでもなかったのであくまで笑いのネタの一つだったようです。ここまで極端な人は少ないんでしょうけど、少なからず鼻の大きさで悩んでいる人がこの作品を見たらあまりいい思いはしないと思います。
またヒロインが寝取られて残された中年男とくっつくという展開なのでよく考えたらハッピーエンドではありません。そのためどこか引っかかるものがありました。
元々スティーヴ・マーティン自体が人を選ぶコメディアンで本作での演技はとてもキレがありましたが、作品によっても好みは分かれてしまいますね。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
愛しのロクサーヌ BD、DVD未発売