１７歳のカルテ

監督 ジェームズ・マンゴールド
キャスト　ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、ウーピー・ゴールドバーグ
1999年　アメリカ
ジャンル：ドラマ

【あらすじ】
1967年、精神不安から自殺を図った17歳のスザンナは精神病院に入院し、さまざまな心の病に苦しみながらも健気に生き抜こうとしている同世代の女性たちと知り合い、交流を続けていくうちに、やがて少しずつ自立心を取り戻していく…。

【感想】
わかりやすく言えば「カッコーの巣の上で」の女版です。

作品全体の完成度としてはあちらの方に遠く及ばないという個人的な印象ですが、本作ならではの良さや魅力的な部分も数多く見受けられます。

まず最初に女優の演技。アカデミー賞を受賞したアンジェエリーナ・ジョリーの攻撃的な演技はこれはすごい女優がでてきたなと素直に感心しましたし、ウィノナ・ライダーの内向的な演技ももう少し評価されてもいいと思います。

精神病院に入院している患者というのは何が「病気」なのであろうか？誰でも一歩間違えば誰でも彼女たちと変わらないのにそれを病気といって差別してしまうのはおかしいのではないか？そんなことを真剣に考えてしまいました。

余談になりますが、ウィノナ・ライダーが最初の部分で「万引きが止められない」という台詞を言っていたのは今から考えると爆笑ものでした。

お勧め度:★★★★★★★☆☆☆

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