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ホテル・ニューハンプシャー

2010-01-09 00:03:33 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 トニー・リチャードソン
キャスト ジョディ・フォスター、ロブ・ロウ、ポール・マクレーン、ボー・ブリッジス、リサ・ベインズ、ジェニファー・ダンダス、セス・グリーン、ナスターシャ・キンスキー、ジョエリー・リチャードソン
1984年 アメリカ、カナダ、イギリス
ジャンル:ドラマ、コメディ

【あらすじ】
夢想家のベリーは、学生時代からの念願がかなって家族でホテル経営を始めるが、娘フラニーの強姦事件、父の急死、経営難と悲劇が続いてしまう。そこでオーストリアに移住し再出発をしようと試みた矢先、今度は飛行機が墜落してしまう。

【感想】
原作が「ガープの世界」のジョン・アーヴィングなので癖が強いのは覚悟していましたのですが、想定していた以上でした。

基本的にはホテルを経営するある家族を描いています。しかし途中、娘が強姦され、レズに走り(ジョディ・フォスターはリアルなレズビアンだが・・)、最後には近親相姦。事故や自殺で母や次女を失うことになっても家族に傷跡は感じられないどころかケロッとしている。まともに考えるとありえない話です。

ただ「人生はおとぎ話」という台詞があったように本作はファンタジーの要素があるように感じました。ファンタジーの要素を持たすことで強く生きていくことの大切さを主張している。極めて変則的な手法なので最初は戸惑いを感じましたが、理解できたので世界観もなんとか受け入れることができた。まじめな家族の絆を描いたドラマに期待してしまうと間違いなく裏切られると思う。

以上のような理由から絶賛する人と酷評する人に極端に分かれているようです。私としては「確かに世界観は強烈かもしれないが・・・・。」と言ったところです。少なくとも癖が強いので積極的にお薦めはできない。ただこのまま時間と共に廃れてしまうのはもったいないので掘り起こしておきたいとは思うものはありました。

過度な期待はせずにジョディ・フォスターの若い頃の姿を見ることを目的にすれば思わぬ掘り出し物になってくれるかもしれません。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

ホテル・ニューハンプシャー [DVD]

紀伊國屋書店

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