映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

スティング2 

2009-03-09 00:10:20 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ジェレミー・ケーガン
キャスト ジャッキー・グリーソン、テリー・ガー、カール・マルデン、オリヴァー・リード、ラリー・ビショップ
1983年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
天才詐欺師コンビがボクシングの八百長をネタにひと芝居をうって、再び大仕事を。だが復讐に燃える仇敵が強力なワナを仕掛けてきて逆転、また逆転のだまし合いが繰り広げられる。

【感想】
これは「スティング」の名前を借りなければ、もっと評価されていたと思います。もったいない。そこら辺の映画よりははるかに面白かったです。日本では劇場未公開なのも知名度が低い理由になっております。

キャスト一新による主演2人のスター性の問題とオチがややコミカルな点が前作との比較要因としてどうしても非難の対象になってしまう。それに「スティング」であることによってオチが待っていることがわかってしまう。つまり「スティング」でなければ、全然OKなのですが、地味なのでこうでもしない限り商業面にて全く注目に値しないのも事実なのがつらい。

今回はボクシングの試合でフッカーを選手として戦わせ、八百長をさせ、わざと負けることで、カモとなるカジノオーナーの掛け金を奪い取ろうとする話です。この魂胆は味方の裏切り等によって相手に知れ渡ってしまいピンチを迎えるのですが、ゴンドルフは一歩先を考えており、そこには恒例のどんでん返しが用意されています。

詐欺を行うにあたり女ペテン師役のテリー・ガーが実は大きな鍵を握っていることになります。(この方は「トッツィー」にてサンディ役だった方と言ったほうがしっくりくるかと思います。)最初は全くシナリオと関係なかったのでただ単に女性キャラを登場させただけかと思っていたのですが、最後にゴンドルフとの関係を聞かされ「やられた」気分になりました。
そのゴンドルフ役のジャッキー・グリーソンについてはスター性はないのですが、個性のある顔立ちである意味詐欺師らしいキャラだったと思います。実際に「ハスラー」でポール・ニューマンの宿敵役を演じていることを知っていれば、ビリヤードをするシーンは違った形にて楽しめるポイントになるでしょう。

オチについては、特にフッカーが必死に戦った対戦相手のボクサーのことに関する事項がお見事でした。手品の仕掛けのように聞かされてしまえば「なんだ」ということになるのですが、読めなかったです。

製作されてからかなりの時が経っているので「スティング」とは別物として見てやることで光を与えてやるべきでしょう。ポール・ニューマンやレッド・フォードにはない味があったと私は評価したいです。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

スティング2:DVD未発売 

最新の画像もっと見る