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ザ・ロック

2009-02-25 00:04:29 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 マイケル・ベイ
キャスト ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス、マイケル・ビーン、ウィリアム・フォーサイス、デヴィッド・モース、ジョン・スペンサー、ジョン・C・マッギンレー
1996年 アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
脱獄不可能の刑務所があったアルカトラズ島に、神経性毒ガスを奪ったテロリスト軍団が観光客を人質にしてたてこもった。タイム・リミットは40時間。FBIは化学兵器のスペシャリスト(ニコラス・ケイジ)と、33年前アルカトラズ島を脱獄したという男(ショーン・コネリー)を「ザ・ロック」と呼ばれる鉄壁の要塞へと送り込む。

【感想】
マイケル・ベイの映画というと今でこそド派手なだけで見終わった後に何も残るものがないという感じがしてしまいますが、まだ知名度が低かった本作を見た時には冒頭のカーアクションからあまりの派手さに驚いたものです。

シナリオは基本的にチープだと思います。アメリカ海軍が人質を取ってアルカトラズ刑務所を占拠、金をくれなければVXガスミサイルを打ち込むというのはいかにもハリウッド的。それに不毛な扱いを受けた彼らの願いは極秘任務で亡くなった兵に対する名誉なのに「金を払え」と主張するのは説得力がない。
終いには人質がいるから手を出せないはずだったのに、いつの間にか島にミサイルを打ち込んで解決を図ろうと方向に進んでいきます。ラストで人質も一緒に死んでもらう寸前だったのに、助かって「人質は全員無事だ」と大騒ぎしているのは「何か違うんじゃないの?」と思ってしまいます。

このようにシナリオの粗さは相変わらずなのですが、それ以上にショーン・コネリーとニコラス・ケイジのペアの出来が良かった。

特にショーン・コネリーは歳を取ってから渋さや老練さを身につけることで若い頃と比べても魅力が増した稀な俳優だと思います。「歳を取るなら彼のようになりたい」と思うような姿がスクリーンに映し出されていたと思います。元イギリスの工作員という設定は笑えました。
ニコラス・ケイジはラストで発炎筒をもって夕日をバックに何かの大会で優勝したかのような大袈裟なカッコで仁王立ちしていたシーンが未だに忘れられないです。別にそんなポーズとらなくても相手にはきちんと見えてると思うのですか・・・。

90年代中盤~終盤のアクション映画といえば。本作や「フェイス/オフ」「スピード」あたりを押さえておけば十分です。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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